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【日経MJ】有江ノイ的感想文2020年11月8日(日)

#note   ラジオに公開しました「有江ノイのマーケティング・シャッフル」聴いていただけましたでしょうか?テーマは「化粧品メーカーは女性の内面も美しくしようとしている」。
久しぶりに自分の声を聴きましたが…やっぱり恥ずかしいですね。
そんな、まあいいやという思う気持ちと語呂が合う今日は11月8日。

さて、今日も気になるトレンド、業界動向、新商品などをつまみ食い!

2面は、

(ブランド)「バブ」はじけて首位 入浴剤  バイヤー調査
「リピート購入率」高評価

少しずつ寒さを実感するようになってくると、風呂に入れて使いたくなる入浴剤。主要4社・8ブランドで、トップに立ったのが花王の「バブ」だった。「ブランド力」や「リピート購入率」など14項目中11項目で最も高く評価された。2位はアース製薬の「バスロマン」で、「商品価値と価格のバランス」の評価でトップだった。

バイヤー視点の調査結果ですから必ずしも消費者の声とイコールではないと思いますが、「バブ」が高評価であることは間違いないようです。ブランド力はダントツですが、それを創り上げたのは泡が出るという「商品コンセプト」ですね。まるで理科の実験のようなぶくぶく感がいかにも効きそうなイメージを演出していますもん。感染が怖くてあまり温泉にも行けないのでこうした入浴剤がどれが効きそうか迷うのもささやかな楽しみになっています。

4面は、

(菅未里の現代スケッチブック) コロナ禍で広がる手書き需要 ペンの重み・紙の音…五感充足
新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてから、文具界では「手書き」関連の需要が増えているという情報がちらほら聞こえるようになった。
例えば、あるメーカーによると、手紙の書き方を解説した動画へのアクセスが急増したという。また、以前この連載でも取り上げた、西洋風書道とでもいうべきモダンカリグラフィーの動画も見る人が増えていると聞いた。また、かつてはやった手帳術が再び注目されているとも聞く。これらが流行したのは2、3年前だが、新型コロナウイルスによる自粛がはじまってから、再び需要が増しているのだ。

登録や確認などの事務処理では手書きもハンコも止めて欲しいと思います。現在だけではなく将来にわたっても非効率を生むわけですから。しかし、顧客へのメッセージなどのコミュニケーションの場面ではまったく違います。郵送されてくる書類やカタログに手書きのメッセージカードでも添えられていると必ず読んでしまいいます。それくらい今、人間的なコミュニケーションが希薄になっているんですね、多分。友人からのカードなどでも美しい仮グラフィーでおめでとう!とか書かれていると感動するでしょう。
営業されている方には、そんな小さな感動を大事にすることをお奨めします。身につけて長く積み重ねていくと大きな仕事がくるものです。

5面は、

オムロン、女性囲い込み 自社アプリで基礎体温管理
外部とも連携 認知度向上狙う
(中略)
オムロンは7月、オムロンのヘルスケア子会社、オムロンヘルスケア(京都府向日市)が製造、販売する基礎体温計「オムロン婦人用電子体温計」と健康管理アプリ「ルナルナ」や「ラルーン」との連携を始めた。
同アプリは月経周期を記録・管理するもので、妊娠を望む女性や健康維持に関心の高い若い女性からの支持が高い。オムロンはオムロンコネクトとアプリとがデータ連携できるよう、運営会社と提携。基礎体温計に近距離無線通信「ブルートゥース」を搭載し、測定データをスマートフォンに転送できるようにした。
今、オムロンが基礎体温計に力を入れるのは、女性顧客の囲い込みを急ぐためだ。オムロンヘルスケアの主力商品は血圧計で、主力顧客は血圧計のユーザーである中高年男性。同社の調べでは国内の基礎体温計市場の5割超を同社が持ち、テルモなど競合を抑えて首位だという。選ばれているにもかかわらず、女性のブランド認知度は低くとどまっている。

ユーザーの立場からすると身近なバイタルデータ(体重、血圧、体温)についてはハードやアプリなどのソフトも一元化して欲しいです。スマートフォンはもうiPhone と Android の二択しかない状況な訳ですから、例えばSONY や  Casio のスマートウォッチをハード的なハブにして、オムロンやタニタ、テルモなどのバイタルセンシングが得意なメーカーが共通規格やOEM供給などで連合してヘルスケアウォッチという長寿国日本らしいエッジを立てればGAFAと戦う余地も生まれてくるのではないでしょうか。。10年後も同じ勢力図だと諦めている経営者は若い人たちに道を譲って欲しいですね。囲い込みの戦略は少なくとも10年は遅れています。まあ在任期間中に数%実績を伸ばせればよしということなんでしょうが。

10面は広告 「テレワーク時代の営業改革」。デザインやフォント使いから
Harvard Business Review かと思ったら日経MJ主催のフォーラムでした。
いやけなしているのではないです。よく研究しているなと思っただけです。

 ※引用文は、日経MJ2020年11月8日誌面掲載の記事からです





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