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英語のレベルって何?

当たり前のように、学校に行けばテストの点数で理解度を測られ、英会話スクールに行けば、レベル別にクラスが分かれます。

だけど実際は、こんなの全く関係なくて、「このレベルにならないと、この文章は理解できない。」そんなことは全くもってないです。

どんなレベルであろうが、その文章自体に少しでも興味がわけば、文法でも単語でもなんとか調べてものにするもの。

しかし多くの場合、英語の文章をいざ目の前にして、自分は「英語初心者だから難しい」と諦めてしまったり、単純に興味がわかなく苦痛に感じてしまっていることが多いと思います。

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過去の私もそうでした。
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カナダでESLに通っていた時のことです。

初級クラスの私は、少し仲良くなった上級クラスにいるロシア人の男の子に、クラスで使用しているテキストを見させてもらう機会がありました。

「こんなの私にわかるわけがない。」

そう純粋に感じました。

テキストに載っているセンテンスの多さと単語量に、いつになったらそのレベルにいけるのだろうか、そう途方に暮れたのです。

だけれども、その1カ月後です。私はESLを辞めて個人の日本人の先生についてもらっていました。

そして、ネイティブがビジネスについて話している様子を題材に、A4用紙びっじりに英文が詰まったスクリプトを4枚、音読をしていました。

全て意味を理解し、暗唱にトライしていました。

そしてここからがすごく早かった。実際に人と英語で話せるようになった、全ての入り口となりました。

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この体験から学んだことは、

やはりテキストから生きた英語は学べないこと。
そして「知りたい!」という自分の興味がどれだけ大事かということでした。

初級や初中級クラスにいるほど、英語の習得は途方もないものに感じます。だけど、実際はそうではないです。

特に日本人は、そういう方が大半だと思っています。
何故なら、例え本人に自信がなかったとしても、中学、高校でやってきている英語で、思っている以上に文法の基礎を持っている人が多いからです。

英語は学ぶフェーズを変えるだけで、面白さがぐっと各段に変わります。

だから、英語のレベルなんてまず気にしてはいけない。

知りたいと思った文章はとことん調べたり聞いたりしたらいいし、これをしゃべりたい。こういう風にしゃべりたい。と思ったらとことん言えるように練習したらいい。ただそれだけなのです。

一度これが体験できると、英語が話せるようになる学習はものすごくシンプルなことの積み重ねだと感じてきます。


それと同時に、どんな英語力でも、自分の目的は必ず果たすことができます。

海外に住んだり、英語環境で働くことも出来る。友達だって作れる。

レベルばかりに気を取られていて、英語を通して、本来実現したいことが叶っていなかったら、それこそ意味がないものになってしまう。

英語の初級、中級、上級、こんなレベルは誰かが作った評価の一つでしかありません。

「自分の英語が評定される」この枠組みからは早めに抜け出した方が、英語を通して豊かな人生を作っていけます。

英語の世界は想像以上に広いです。もっともっと自由に学んでいく道があります。英語っておもしろいな!そう感じる地点が必ずあることを信じて、進んでみてくださいね。

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