長月です。こんにちは。
最近AIが、特にChatGPTがアツいですよね。
私も流行りにのって、実際に色々触ってみたりしてます。
前置き:AIは先生になれるのか?
この前、「AIの進歩がすごいことになってるぞ」という話を父としていたところ、
「AIによって代替される仕事、『○○の教師』みたいなのが多いね」
ということを父が言ったんですね。
恐らく、こちらの記事を見てるときの会話だったかな↓
教員の職を目指す立場として、私はちょっと不安になるわけですよ。
これからは、AIにできる部分はAIに任せつつ、私は私にしかできないことをやらないといけないんだなあと。
役割分担が必要ってことなんですよね。
しかしながら、現状だとChatGPTは嘘をつくこともありますし、返答が割と抽象的なので、まだ先生としての信頼はあんまりないと思うのです。
……思うのですが、
では、嘘をつこうがつくまいが、返答が抽象的であろうが、こいつが先生として成立するとしたら?
というのを考えてみたところ、実は、案外いけてしまうのかも??という結論が出てしまったんですよね。
今日はそんな実験の話です。
実践!?AIを先生にする方法。
試しに、ChatGPTさんに「AIの効果的な活用法に関するセミナー講師」になっていただきましょう。
(※GPT-4にimpossible listの作成を手伝ってもらったことがあって、そのうちのひとつの目標を達成するために"通う"セミナーの講師になってもらっています)
私が書いた指示は次の通りです。GPT-4に投げています。
ポイントは2つ。「短い講義」&「レポート形式の課題」。
基本方針として、AIが得意とする授業をするように誘導をかけることにしています。
特に、「嘘をつこうがつくまいが、返答が抽象的であろうが、こいつが先生として成立する」という条件を満たすためのポイントは2つであると考えました。
一つ目は、短い講義。
まず、講義を10分程度(=短い文章)に指定することで、そこまで具体的な話を喋らなくてもいいようにフンワリ誘導しています。(これは明確に指示してもいいのかもしれませんが笑)
講義を強制的に短くしてしまえば、たとえリアル・ヒューマンの先生であっても抽象的な概要を話すことしかできなくなるはずです。
ChatGPTさんは抽象的な話は得意ですから、これならうまくいくだろうと。
しかし、こんな雑な講義だけでは先生は務まりません。
なので、学生が自ら学んでくるように仕向けるのが次のレポート形式の課題。
これは割と学生あるあるだと思うのですが、「たとえあんまり授業を聞いていなかったとしても、レポート課題が出ると調べ物をして自分で内容を整理しなければならないので思いのほか理解は深まる」とかありません?
これですよ(自虐)
正直、講義は単なるイントロダクションでしかないんです。
課題について学生側が勝手に勉強することで、学習効果を狙うわけです。
AI先生の授業と課題へのフィードバックがこちら。
で、次が、ChatGPTさんがGPT-4で返してきた内容です。
……うん、講義は良い感じにフンワリで、仮にこの中に嘘が混じってたとしてもそこまで影響はないかなという雰囲気ですね。ここはクリアかな?
では、課題をササっと書いて提出してみましょう!
敢えて適当な感じで解答します。
返答がこちら。
「ぽい」な……!文章の書き方講座としては良い線いってますね。
ただ、AIは自分の講義内容が正しい前提でフィードバックを入れてくるので、ここはいかに自力でリサーチできるかが最終的な学習成果を左右しそうです。
しかし、それはリアル先生を相手にしても同じことだと思います。
正確さや信頼性に違いがあると言われるかもしれませんが、胡散臭いセミナー講師とかも一応「先生」ですから。
結局、先生が話している内容を鵜呑みにせず自分で判断するというスキルはリアルでも必要とされるものなので、案外こういうのもナシとはいえないのでは、と思いました。
判断するのはいつだって自分、なんですね!(雑まとめ)
〆
結論としては、「先生がAIになろうが人間のままであろうが、結局は自分で正しい情報を取ってくる能力が試されてる」という結果になったと思います。
AIの性能を試すつもりが、大事なことに気づかされるはめになってしまった……。
一応、私の指示によるとこのセミナーは全36回らしいです(多い)。ちょっと気になったので、今後の講義の予定について聞いてみました。
へ~。なんか「ありそう」ですね。(本当に36回は長すぎました、すみません)
一応、私の本来の目的はimpossible listの目標達成ですので、継続して"受講"してみようと思います。
続きが楽しみです!?
ChatGPTにセミナーさせてみたくなった方は、是非ご自身のアカウントで試してみてください!
それでは、今回も読んでくださり、ありがとうございました!
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続編↓