上手くいかないDX(デジタルトランスフォーメーション)、なぜなぜの積み重ねを行っていますか?
12兆円!この金額をご存知ですか?これは来年に迫った「2025年の崖」で、日本がDXを進めない場合に単年で失うマーケットの金額です。
実際に大きすぎて訳が分からないですよね。分かりやすくすると、毎年「セブン&アイ」や「日本郵政」の売り上げ相当額がなくなっていくということです。
さあ、どうしましょう!?から始まるわけですが、企業としては進化と言う波に乗らないと行き詰まりますので、対策を講じていると思います。
本日は、そんなお話を行います。
投資は株式取引だけではない!
いきなり話が飛んだと思った方はまず落ち着きましょう。ここで離脱する人は、すでに頭の固い老人グループに入っている人たちでしょう。
さて、DX(デジタルトランスフォーメーション)についてはあらゆるところで語られ・解説されていますので、個々の理解で概ね合っています。
さあ、何をするかと言うことです!
そのために、最適で最高のプロジェクトを行うということです。そのためには、最適な”投資”を行うということです。
DXに対する投資とは?
先日のガイアの夜明けでも取り上げましたが、空前の株高に振られてメディアでは投資=株・外為と賑わっていますが、会社でもリスク分散として行うことは当然ありますが、それは本質と少し外れますよね。
事業の本質への投資とは、事業で得られる利益を最大限受け取れるように仕組みを整えることです。
企業は、設備や人に対して投資を行っています。今もまだ言われていますが、この設備・人に対しての投資を”コスト”と言われる風潮も同時に払拭しなければ、利益を得る事に対して前向きな投資が行われません。
DXでの主な投資は、デジタル(SaaS、ロボット等)やそれを扱える人材を獲得するために各社で行われ、政府・自治体も各種補助・支援を行っています。
DX投資の考え方とは?
会社の進化が実現できる
他にも色々ありますが、整理するとこの1点です。正味、今の事業では管理にデジタルが使われていないところはまだまだたくさんあります。製造・建設業でも資材や在庫の管理はまだまだ目分量で行われているところは想像以上にあります。
個人的にはFAXや紙が悪いとは思っていません。しかし、その累積管理はデジタルの方が圧倒的に便利です。
紙やFAXが悪!と言う分かりやすと思いますが、表現は「”UI/UX(便利)”の欠如が悪!」と言う風に変化しないと本当に12兆円規模は失われます。
人でも設備でもデジタルを関連付けて、予測した効果にまずは裏付けがされていればどの分野でも構いません。業務とは本来範囲が広いので、どれからではなく、まずは実感できるところから始めれば良いです。
デジタル人材がいない!
そんなことは当たり前です。いたらラッキーを祝うことも良いですが、余剰の人材がいたということで、経営的にいかがなものでしょう!株主であれば、今までの人事に指摘するべきところです!
しかし、そのための投資は積極的に行うべきです。
例えば、外部委託することは当然であり、教育に架ける投資も必然ですよね。その人材の代わりの登用も必須です。
事業やプロジェクトに対する要員工数の計画がこれからもっと必要で重要になります。
頭の固い経営層という自覚と責任があれば、必要最低限の運用知識として学ぶのは誰かは”人材がいない”と言っている人から学ぶべきです!
デジタル投資とは!?
何から導入するのか!?
そんなことは、BS(バランスシート)を見ればすぐにわかります!
残業が多い! = 人事関連
営業効率が悪い! = 営業効率化関連
品質が悪い! = 生産・見積管理関連
その他は、BSで計画に対しての上下幅を見ればすぐにわかる事です。
ここで重要なのは、過失に対してはすぐにわかる事ですが、伸ばすところを欠如すると本末転倒です。
DX投資参考事例
弊社では、そこの支援に対して以下のような支援を行いました。
例にもれず、コロナ過により利益が激減しました。そのため、営業範囲及び営業ツールの見直しを行いました。
地元密着を見直し、営業範囲を再設定
地元を再定義して、どこまでが縄張りで最大限出来るサポート範囲を見直しました。
この再定義により、残業と活動費を平均化して、従業員ウェルビーイングが向上、過度な営業コストを削減することが出来ました。
これは、過度な営業コストを負担しても会社の売上と利益に影響が出ないことがBSでも確認できたためです。
営業方針を見直し、営業ツールを新たに導入
さて、次につながる点としてはセールスフォースの再定義とMAツールの導入とフックツールのデジタル化です。
セールスフォースをうまく活用できなかったという点は、うまく全社で顧客管理が出来ておらず、重複した営業活動が出来ていなかったという点です。
特に、行政・自治体、大手への営業は良く担当者が変わります。そのため、俗人化により営業効率を極端に行われていたことが発覚しました。このコストは、従業員ウェルビーイングだけではなく、営業活動時間を大幅に削減できました。そして、見積もり等のデータを保存することによって、営業確度が向上して、取りこぼしを削減して受注を獲得することに繋がっています。
そして、新規営業としてMAツールを導入することで、良質なアポを獲得しています。※インサイトセールスについては別のスレッドで解説します。
また、初回訪問では、営業ツールをデジタルで統一することで、次回からの商談の差を減らして、担当者の依存度を大幅に削減することが出来ました。
いかがでしょうか?
グローバルな風潮とは?
残念ながら、以下は私は関わっていませんが、面白い取り組みなのでご紹介させて頂きます。
ドイツ共和国!当然知っていますよね?
ヨーロッパの経済大国です。その中でも世界的な重工企業である「シーメンス」では、すでに1次計画を2~3次とケースを絞って進みまくっています。
国内では、一回やって終わりではなく、どんどんとハードルを作って常に進むというのがトレンドです。
確かに、新しいプロジェクトを行うことはかなりしんどいです。
しかし、やったら終わりではなく、次のための一歩・一手と考えれば、単にデジタルを使っているだけで普段と何ら変わりません。
積み重ねとは!
すでに言われなくてもやってるわ!と言う人がほとんどだと思います。
そうです、難しく考えず自社の利益がどこなのか!?を、適切に見極めて情報を整理するということが積み重ねです。
その積み重ねが、情報の正確性を担保して、頭の固い・柔らかいステークホルダーを説得できるのです。
さあ、どこか昔の大阪の議員も言っていました。
小さなことからコツコツと!
そして、未来へ進みましょう!
お知らせ
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