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ルールとバスケットボール。
昔々は「ワン エンド ワン」やら、バックコートからは審判のタッチなしにスローインができたり、チームファウルは7回までだったり、ヘルドボールは近くのサークルからジャンプボールだったりと…。
今ではゼロステップまで登場するし、育成年代は(U12.15)マンツーマンディフェンスがルール化されたりと…。
めちゃくちゃ複雑…。
ここで問題になるのが始めたばかりの小学生。
早い子なら、1年生からミニバスチームに参加しています。
そこにドンと横たわるのが、この複雑なルールです。保護者の方からも「バスケットボールは難しいですよね。」と言われることもしばしば。
トラベリングやダブルドリブルなど、それだけでも難しく、また、5号球だとしても、2m60cmの高さにあるリングに届かそうと思えば一苦労です。今なら「FOREST理論」とやらで、地面反力や肩甲骨面の角度、スイープ&スウェイ、ターンなどなど、瞬時にこれらをこなし、力まず、楽に、小さな力でボールの飛距離を稼ぐ打ち方も主流になりつつあります。
と、話が脱線しましたが、シュートだけでもこれだけ複雑!(でも、低学年でも女子でも頑張ってワンハンドシュート!と指導中)
ましてや、肩甲骨ってどこ?股関節ってどこ?となってしまうのが普通ですよね。
さすがに1年生になれば、小さな子が描く、身体から直接手足が伸びた人間っては描かないかと思いますが、それでも身体の中は見えないので、肩甲骨も股関節も自分の持ち物だがどこに隠れているのかわかりません。
さぁー、複雑怪奇!とでも言いたくなるバスケットボール。
小学1年生が初めて取り組むファーストスポーツとしてはハードルが高すぎー!となってしまっても当然です。
そこで、こんなルールでどうですか?(詳細は要検討)
・リングに当たれば1点
・入れば3点(3Pが入れば5点!)
・ボール持って走る場合は2回ドリブルして保
持、2回ドリブルして保持でOK(ドリブル
しようとすることが大事)
・ショットクロック(35秒)守り切れば2点
・フリースローは入れば2点、リングに当たれ
ば1点
・ファウルは厳しく(ここは外せない)
・クォーター毎(4分)に勝ち負けの5クォーター制。(バレーボールみたいに)
このくらいユルユルでも良くないですか?
少しルールを弱めてあげれば、世界が広がります。
公式戦では無理かもしれませんが、カップ戦や練習試合など、こんな遊び感覚で、本気を出してバスケをさせてあげたいと考えています。
そもそも、ミニバスケットボール自体が本筋のバスケットボールとは異なるルールですので。
なぜ?こんなことを考えるかと言うと、小学生なら6年生、中学生なら3年生、高校生なら3年生と、日本のスポーツ競技は「山」となるタイミングが少なすぎるからです。
飛び級のスゴいやつもたまにはいますが、基本、年功序列ですね…。
だから、小さくてもいいので、本気になれる「山」をポコポコッとつくってあげたいと思います。
そこを征服し、次の山を攻めるのです。
初登山がエベレスト!って人は少ないと思います。山登りの楽しみを知る前に挫折しそうです。
中学生以下は「育成」と言われています。この育成は「あくまで強化を学ぶための時間」と解釈してしまうのかで、そのための手段も大きく変わります。
「スポーツは遊び」
素直にそこから始めたいと思いますね。
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