おいなりさんは可哀想
お稲荷さんというのは、狐の姿をした神様です。
でも動物の狐が死んでそうなったわけじゃなく、龍とかと同じように自然霊としてその姿になっています。
わたしはお稲荷さんをずっと「こわい」と思っていました。
なぜなら、知り合いのスピリチュアルな人が
「お稲荷さんは厳しい」
「無礼をするとバチを当てる」
「付き合いが難しい」
と言うのを聞いたからです。
なので、前から神社に行くのは好きでしたが、お稲荷さんは避けていました。
その気持ちが変わったのは、神仏研究家、桜井識子さんの本を読んでからです。桜井識子さんは、神様や仏様と話せる人だそうです。
そこには、誠心誠意、本当に人々のことを思って働いてくれるお稲荷さんの姿が描かれていました。
震災のときに、少しでも被害が起きないように、消える寸前までパワーを出し切って被害を食い止めるお稲荷さん。
お金という、人間生活で欠かせない部分をサポートしてくれるお稲荷さん。
仕事を成功に導いてくれるお稲荷さん。
お金や仕事という、生々しい部分をカバーしてくれるお稲荷さんですが、人の信仰というエネルギーが無いと、だんだんとエネルギーが枯渇してしまうそうです。
いちばん大変なのは、昔栄えていたけれど、今は栄えていない、という神社です。そういう稲荷神社は、そこで働くお稲荷さんの数は多いのに、仕事が無いです。その場合、ある一定のレベルに達しているお稲荷さんなら良いのですが(伏見稲荷など有名神社の場合など)、まだのお稲荷さんの場合、どんどんパワーも無くなり、ついにはやさぐれて、負の道に進んでしまうお稲荷さんもいるそうです。
人間が勝手に信仰して、眷属を増やし頑張ったにもかかわらず、その後状態が悪くなってしまう……というのは、とても悲しいです。
もちろん、人々の信仰をエネルギーにしている以上、定期的な参拝を必要とするお稲荷さんもいます。
また、お稲荷さんに無礼をする(酔っ払っておしっこをひっかけたり、神社の物を持ち帰ったり、お稲荷さんの名前を出して嘘を書いたり)すると、よくないです。
また、小さい廃れた稲荷神社を参拝した場合、来なくなったときに怒られることがあります。
なので、小さい神社、ほかに参拝客を見たことの無いような廃れた神社の場合は、あまり安易にお参りしない方が良いそうです。
ちょっと気難しい「一見さんお断り」のお稲荷さんもいます。
ただ、お稲荷さんはあくまで神様ですから、そのような場合も「これからは、来れなくなります」など事情を話せば、わかってくれる場合が多いです。
お稲荷さんは人間生活をカバーしてくれる神様です。
仕事やお金の生々しい部分を、強い力で直接サポートしてくれるのは
お稲荷さんしかいません。きちんとお付き合いすれば、ほんとうに頼りになる神様です。願いも叶えてくれます。
イメージとしては、曲がったことが大嫌いな、気難しいおじさんを考えれば良いでしょうか。
ご飯(信仰・参拝)を持っていって、よろしくお願いしますとお願いすれば「よし」と働いてくれます。
でもご飯が無いと、おなかがすいてやさぐれてしまいます。
神様も、人間と同じように考えると、わかりやすいのではないでしょうか。
私はまだ読んでいませんが、漫画家の東村アキコ先生もお稲荷さんのマンガを書いていました。
昔の私のように「おいなりさんはなんか、よくないらしい」と思っている方が多い様な気がしたので、このnoteを書きました。
お稲荷さんを、どうぞよろしくお願いします。
※これらは桜井識子さんの本やブログ、また私が知り合いのスピリチュアルな人から聞いたことをまとめています。
興味のある方は桜井識子さんのブログや本をご覧ください。
じゃどの神社に行ったら、安心して参拝できるの?ということも、桜井識子さんの本に書いてあります。
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