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【読んだ本06】アダルト・チルドレンと癒し:西尾和美

感想【気分を害する方もいるとは思いますので、閲覧注意です。本の感想を書いているつもりが自分の気持ちをただ吐き出していることに気が付きました。】

この本を読むのはかなりしんどかったです。基本的に短期間で読み終えるようにするのですが、かなり時間が掛かってしまいました。内容が悪いということは決してなく読み終えた私の心は少し軽くなった気がします。アダルトチルドレンという言葉は知っていましたが、中々自分と向き合うことが出来ずにいました。読み進めていくことがかなり辛く夜にこれを読むことは精神的に辛い方にはおすすめしません。朝の気分が良い午前中に少しずつ読み進めていく方がいいと思います。焦っても仕方ないこともあると自分に言い聞かせながら進んでいければいいと思います。


ここから下は気分を害する可能性もありますのでご注意ください。

機能不全家族という衝撃的な単語が出てきますが、日本の家庭の多くはこのような側面があるのではないかとも思ってしまいます。HSP、繊細さんという言葉がかなり広がってきたと思いますが、根本にはアダルトチルドレンが隠れているのではないでしょうか。私も必要以上に気を使いすぎて、疲弊してしまうことが多く、誰のために働いているのか、生きているのかについて悩むことも多く転職を繰り返してしまっています。取引相手やお客様のことを優先するべきなのに、自分の上司や同僚に気を使ってしまい、本来向くべき方向とは別の方向を向いてしまっていることが多かったです。それが悪いことであると気がついているから、さらにそこから自分を否定して追い込んでしまい、罪悪感に苛まれてしまいます。自分の人生を振り返ってみると後悔しかありません。大人になって振り返ると、その時は楽しかったのかもしれないけれど、やはり後悔しかありません。そんな自分を受け入れるための方法が書いてあるのが、この本だと思います。何回も読み直して少しずつ咀嚼していきたいと思います。かなり衝撃的なことも書いてあるので、読みながら涙が溢れそうになりました。

ここまでお読みいただきましてありがとございました。小説の感想なども書いていますので、そちらもご興味があればお読みください。違うテイストで文章を書いていますので、よろしければどうぞ。


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