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天久鷹央シリーズ

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知念実希人さんの天久鷹央シリーズの感想をまとめています。
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#読書感想文

【読んだ本17】天久鷹央の推理カルテー密室のパラノイアー知念実希人

読んだ感想お久しぶりです。今回も推理カルテシリーズからの紹介です。今回も3作品が収録されていますので、それぞれの感想について書いていきたいと思います。読んでから少し間が空いてしまったので、思い出しながら書いていこうと思います。今回は、小鳥が病院に残れるのか?そのために鷹央が事件の解決を目指します。なんだかんだでこの二人は名コンビですね。お互いの関係を認めきれていない気もしますが、息が合っている感じがします。鷹央のツンデレも見ものです。ツンデレは死後ですか。 Karte.01

【読んだ本14】天久鷹央の推理カルテー神秘のセラピストー知念実希人

読んだ感想今回も推理カルテシリーズからの紹介です。今回も3作品が収録されていますので、それぞれの感想について書いていきたいと思います。読んでいる順番がランダムなので時系列がバラバラですが、幻影の手術室の後の話みたいですね。研修医の鴻ノ池が巻き込まれる事件ですが、それを助けてもらった恩義を感じて今回も活躍してくれます。鷹央は相変わらず、明快な診断を下してくれますが、作中では弱い部分、苦手なことを克服しようとする人間らしい成長も見られるので、謎解き以外部分も楽しんでもらえると思い

【読んだ本13】天久鷹央の推理カルテⅣー悲恋のシンドロームー知念実希人

読んだ感想今回は、事件カルテではなく、推理カルテシリーズを初めて読んでみました。読む順番がバラバラなのはご了承ください。全て読んだ後に、もう一度時系列順に整理しないといけなくなりそうです。推理カルテシリーズは、一冊に物語がいくつか収録されている形式なのでしょうか。事件シリーズは一冊完結だったので、それはあそれで読み応えがありましたが、これはこれで、読み切りのようで隙間時間に読むにはちょうどいいですね。 悲恋のシンドロームには、3つのお話が収録されています。それぞれ少し悲しい

【読んだ本09】幻影の手術室ー天久鷹央の事件カルテー知念実希人

読んだ感想次に読んだのは、こちらの一冊になります。専門用語は多いが、テンポ良く読みやすく書かれているので、おすすめです。シリーズものなので、最初から読んだ方がいいのはわかっているのですが、手に入ったものから読んでみてしまっています。登場人物の関係性についても深まっている部分もありますが、一冊で完結しているので、気になるタイトルから読んでみても、十分楽しめます。 相変わらず、トリックが医学知識満載で予測不可能で面白いですが、読んでいてもどかしさを感じてしまいます。でも今回は、

【読んだ本10】甦る殺人者ー天久鷹央の事件カルテー知念実希人

読んだ感想空いた時間に一気に読んでしまいました。相変わらずはまっております。登場するキャラクターは魅力的であり、鷹央と小鳥の関係性が長く付き合っていく中で徐々に変化しているのも読み進めたくなる作品です。 今回のトリックは以前に聞いたことがあったので、途中から少しずつ予測できてその通りに進んでいった。ただ、医療ミステリーは純粋に面白い。 家族との歪んだ過去が元になって、出来上がってしまった「怪物」だったのかなと思った。アダルトチルドレンの考え方が当てはまる部分もあるような気

【読んだ本11】火焰の凶器ー天久鷹央の事件カルテー知念実希人

読んだ感想さて今回の内容は、陰陽師がきっかけのお話です。個人的にも陰陽師、特に安倍晴明は好きなのですが、今回は安倍晴明はあんまり関係なかったので、やや肩透かしを受けました。いつも思うのが、鷹央はあらゆる可能性を捨てないことが、魅力なのかなと感じました。自分が見たことを信じている反面、自分が見聞きしたことがないなら、普通の人が無視してしまうようなことでも、決して捨てない。 トリックは最後までわからなかったけれども、高校化学の内容を思い出すような内容でした。そんな話があったなと

【読んだ本12】螺旋の手術室ー知念実希人

読んだ感想 今回読んだ本は、最近ハマっている知念実希人さんのシリーズです。天久鷹央シリーズとは違った面白さが垣間見えた一冊でした。当然ながら、医学の知識がないと最後まで全く展開は読めません。何となく犯人が分かったとしても、トリックやそもそもの動機がわからず、最後までハラハラしながら一気に読んでしまいたくなるのが魅力です。 主人公は、両親が親の男性医師なのですが、天久鷹央シリーズの小鳥のイメージになってしまいます。格闘シーンも出てくるのですが、体育科系の医者を登場させないと