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憧れの食洗機「Miele(ミーレ)」のメリットデメリットを比べてみたら

「Miele(ミーレ)の食洗機を入れたいなぁ」と、一度は思ったことがありませんか?
Miele(ミーレ)の食洗機が我が家にやってきた生活、想像してみたこと、ありませんか?


最近は、新築の方もキッチンのリフォームをする方も、食洗機を導入される方が多くなりました。


日本のシステムキッチンでは、シリーズにより、導入できる食洗機が限られることもありますし、国内メーカーの引き出しタイプの食洗機しか選べない場合もあります。

国内メーカーでもリンナイやPanasonicでフロントオープンタイプの食洗機があるのですが、そのフロントオープンタイプのものは基本的には組み込めないことがあります。

フロントオープンの食洗機といえば、ドイツのMiele(ミーレ)社の食洗機が思い浮かぶと思います。

ビルトインの食洗機

では、何が魅力だと感じるのか・・・


このブログを読んだら

「何がいいかわかんないけど、海外メーカーだしかっこいい感じがする」

そんなふわっとした思いから

「総合的に考えて、やっぱりMiele(ミーレ)にする!」

となる方もいれば、

「色々考えて、国内メーカーにしよう!」

となる方もいると思います。


まずは私が感じるメリットは5つ

1、大容量であること


扉を開けたところ

カゴが3段あり、1段目はカトラリートレーで、お箸やスプーン、菜箸やおたま、小皿など。

2段目はカップやサラダボウルなど、小さな食器やグラス。

3段目は大きなお皿やお鍋など。

流石の海外のメーカー。

ワイングラスやシャンパングラスをかけるところもあります。

引き出しタイプの食洗機と比べると、同じ45cm幅でも、一度に洗える量はかなり違います。


2、入れたいものに応じて、カゴの高さなどを変化させられる

下段トレー

機種ごとに違いはありますが、黄色い部分を操作することで、仕切りを倒したり、傾きを変えたりできます。

中段トレー

2段目のレバーを握ると、カゴの高さを変えることができます。


(メリット1の写真と比べると、2段目が上に上がっているのがわかります)



中段の高さを上げたので、下段により背の高いものが入れられます

そうすることで、3段目に高さのあるお鍋なども入れられます。


下段トレー

3、お弁当を作る方にも便利!小物洗いも優秀

細かいお弁当グッズ、食洗機に入れられたら・・・

1段目のカトラリートレーは網が細かく、薄くできています。

子供が小さかった頃、「Mieleにすればよかった」と思ったほどです。

それはなぜか?
こういうお弁当の小物、リンナイ(ハーマン)のフロントオープンタイプだと、食洗機で洗うのは結構困難が大きかったです。

上段トレー

でも、こんなふうに小物も食洗機に入れられるのが、本当に便利だと感じます。


4、節水と省エネ

たくさん入るので、食洗機をかける回数も少なくて済むこと、お鍋も食洗機で洗えるため、手洗いで多く水を使わなくて済むことで、水道光熱費にも優しく、そして、家事の負担の軽減にもなります。


5、耐久性が二十年と言われるほど長く使用することが期待できる。

国内メーカーは、およそ十年といわれる中、倍の二十年使えることはありがたいなぁと思います。

メーカーの保証期間も無料で二年。

有料で、八年まで延ばすことができます。


そして私が感じるデメリットは

①、機種自体の金額が国内メーカーの3倍ほど

ここで結構悩まれる方もいらっしゃるように思います。

国内メーカーが10万円台なのに対して、30万円台、40万円台と結構な高額に感じてしまいます。


②、200Vの独立した電源が必要

新築の場合は、初めからわかっているので大丈夫なのですが、リフォームだと、状況によって、200Vの電源を持ってくるのに、かなり工事費用がかかってしまったり、場合によっては難しい場合もあるため、「Miele(ミーレ)にします」と簡単に言えない場合もあります。

ちなみに、リフォームの場合で、国内メーカーのものからの交換の場合は、排水の位置も違うので、その点も難しい場合があります。


③和食器の自然乾燥には一工夫がいる

Miele(ミーレ)の食洗機には温風による乾燥機能がありません。

エコな食洗機なので、消費電力の多い温風乾燥がないのは納得ではあります。

一部の機種には付いていませんが、洗い終わると乾燥のためドアが自動で開く機能があり、夜かけたら朝には乾燥できています。

ただ、お湯呑みやお茶碗など和食器には高台があり、その部分の深さや水の溜まり具合により、高台に水が溜まったままになってしまうこともあります。

なので、気になる場合は、溜まった水を、洗い終わった時点で、こぼしてあげるという一手間をかけることも場合により必要です。

ちなみに、この部分は、国内メーカーでも同じではあるのですが、国内メーカーは、温風での強制的な乾燥がある為、Miele(ミーレ)に比べれば乾きます。


食洗機は国内メーカーも進化してきていますが、私の印象ではMiele(ミーレ)の進化ぶりは目を見張るものがあります。


ただ、フロントオープンは腰をかがめる頻度が上がるため、立ったまま使用しやすい引き出しタイプの食洗機の方が体に負担がない場合もあり、高齢の方にとっては使いやすいかもしれません。

生活スタイルに合わせ、そして、メリットデメリットをしっかり比べ、選んでいただけたらいいなぁと思います。


ちなみに私は、ここ二十年以上ずっとリンナイ(ハーマン)のフロントオープンを使っていますが、次どうするか考えました。

新築したり、キッチン丸ごとリフォームするなら迷わずMiele(ミーレ)。

食洗機のみの交換なら、夫婦2人の生活だし、電源のこと、排水位置なども考慮して、引き続きリンナイのフロントオープン。

と決めました。

Miele(ミーレ)の説明をしておいてなんなのですが、いろいろ比べた上で、こうやって選んでいただけたらという例です。

キッチンの設備に関して迷われたら、是非ご相談ください。


伊豆・伊東・イトーピアで、設計とリフォームリノベーションのことならアクリにご相談ください❣️


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