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小さくて広い家について

「広い家」と「狭い家」どちらが良いですかと聞かれ「狭い家!」と答える人は少ないのではないでしょうか?

ただ、「大きい家」と「小さい家」どちらが良い?と聞くと意見が分かれるところではないでしょうか。

ただ、できるだけコンパクトに快適にという要望はよく受けますが、とにかく大きく!という要望は少ないかもしれません。

大きいと掃除も大変ですし、断熱性能も劣ります。そして何よりもコストもかかります。コストは建築費ももちろんのこと住んでからのランニングコスト、メンテナンスコストもかかります。

広々して気持ちの良い計画なら良いのですが、、

決して、大きな家=広い家ではありません。

私のかつての実家は60坪を超える築40年を超える住宅ですが、LDKが16帖しかありません。最近よく要望を受け計画する30〜35坪の住宅でもおおよそ16帖〜大きい時で30帖近くのLDKを計画することもあります。

もちろん大きいことに比例して子供部屋だけでも8帖間を超えています。が、自分が本当に使用した期間はせいぜい6年ほどでしょうか。高校を卒業して以降はずっと物置として使用されています。半分の面積でも十分だなと個人的には思ってきました。

建物を小さくすることで、掃除も楽になりますし、様々な燃費も良くなります。天井高も調整していくことで空調コストも下げることもできます。総工費を抑えられますので同じ予算なら良い仕上げ素材も使えるかもしれません。敷地も同じ大きさなら、広い庭を確保することができるかもしれません。

無理に小さいことを強制するものではありませんが、一部の方を除いては望む生活は大豪邸ではなく、身の丈にあったコンパクトで快適な居住環境であることが多いはずです。メリハリを持って計画することで「小さくて広い家」は十分に計画することが可能ですし、日本の建築家はこのテクニックに優れている人も多いのです。

「小さくて広い家」の設計のテクニックを以下に少しあげてみます。

・家全体をできるだけワンルームとして考えてみる。・廊下は作らないか何かのスペースと兼ねる。・メリハリを持って寝室等の諸室は小さく、共有のスペースを大きく取る。・視線が抜けるように空間や開口部を設置していく。・庭やテラスを計画して広がりを確保する。水回り、家事動線は極力まとめる。納戸やW.I.Cよりも押入れを優先する。スキップフロアを活用する。etc

納戸やW.I.Cよりも押入れを優先する??どういうこと??

と思う方もいられるかもしれませんが、また後日記載していきます。

Archlife

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建築家|Archlife主宰|株式会社西和人一級建築士事務所|金沢科学技術大学校非常勤講師|日本建築士会連合会青年委員会|Hp:https://archlife.jp|Insta:https://www.instagram.com/kazutonishi_architects/

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