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凛とした静かな光を纏う北向きの窓

こんにちは!アーキロイドの福井です。
南向きの窓は陽射しが燦々(サンサン)、時間帯によっていろんな表情が生まれる華やかさがある。一方、北向きの窓は陽射しが直接入らず一日中安定した光が感じられ落ち着いた空間になり、作家の書斎や画家のアトリエに好まれることが多い。
フェルメールの絵画左側から降り注ぐ静謐で柔らかい光も、北向きの窓と聞いたことがある。そういえば、美容オタクの後輩は北向きの部屋の賃貸が必須で人気がないことを不思議がっていた。

私は、台湾茶を通して生活に宿る美しさを表現し続けている小慢先生に魅せられ、どうしても審美眼を養いたくて、京町家を改修した京都小慢のお稽古に通っています。(ゆーーーっくり学び中)
毎回、小慢先生がその京町家のいろんな場所に茶席を設えておられるのですが、
今回の茶席は、北向きの窓の4畳ほどの部屋でした。

お稽古が始まる前から凛とした落ち着いた空気が漂い、静かな光で美しさが引き立つ茶器が湯気を纏い(マトイ)、湯が光を受けてきらめく様に魅了される北窓体験でした。毎度、時間と空間の設計に惚れ惚れします。

ぜひ、北窓体験お聞かせください〜!

(超個人的ですが…)お茶のお供も気になるところ。
烏龍茶や紅茶など香りの良いお茶で煮た卵、茶葉蛋(チャバタマゴ)をいただきました。
台湾のセブンイレブンやファミリーマートでは、大鍋でレジ近くに置いてあるほど一般的なもの。日本のコンビニおでん的な立ち位置なのかな?
今回は六堡茶(ロッポウチャ)の煮卵。醤油ラーメンのスープで煮込んだ美味しさでした!
福井


『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
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