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2020年10月の記事一覧
一級建築士設計製図試験における敷地の周辺状況を踏まえた自然光の取り込み
1.高齢者介護施設の敷地の周辺状況令和2年本試験「高齢者介護施設」の敷地の周辺状況について、平成20年までの旧試験に見られた記載の仕方をすれば、以下のようになります。
①北側-道路(幅員8m)を挟んで、住宅地がある。
②東側-住宅地がある。
③南側-住宅地がある。
④西側-道路(幅員4m)を挟んで、認定こども園がある。
「見出し画像」は、東京都世田谷区内の空中写真(出典:国土地理院
令和2年一級建築士設計製図試験|「高齢者介護施設」本試験の講評と解答例の閲覧
1.A2の紙面構成の試行錯誤は今後も続くのか!A2サイズの問題用紙になって3年目の試験となりますが、A2の紙面をどう使うかの試行錯誤は続いているようです。昨年と違った紙面構成を試験開始直後に先制して示すことで、受験者を動揺させようという意図はないとは思います。しかしながら、受験者からしたら見慣れぬものを見せられれば、心穏やかにというわけにはいかなくなることを想像します。
A2の紙面を4列で構成し
一級建築士設計製図試験において延焼ラインを図示すべき場合を読解
1.問題用紙と標準解答例からの抽出以下、問題用紙の「留意事項」・「要求図面の特記事項」・「防火設備等の凡例」と「令和元年本試験標準解答例②」に記載されている「延焼ラインと防火設備」に関する内容を、それぞれ抽出してみます。
「留意事項」の記載内容
建築物の外壁の開口部で延焼のおそれのある部分には、所定の防火設備を適切に計画する。
「要求図面の特記事項」の記載内容
各平面図には、次のものを図示
令和2年一級建築士設計製図試験|高齢者介護施設の利用対象者について今更ながらの確認
<見出し画像>介護マーク:介護をする方が、介護中であることを周囲に理解していただくため、静岡県で考案されたもの
設計とは想定することであるとしたら、その建築物はどんな人達が利用するものであるかを正しく理解しておくことが基本であると思います。
高齢者が「勝手に入ってきてしまう」などの想定をし、過剰なセキュリティをかけることが果たして妥当なのか?用途に応じて考えてみる必要があります。
高齢者が要