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自律神経のための運動で逆に体調が悪化してしまう場合とは

自律神経を良くするには運動をしましょうという情報が世の中に溢れています。規則正しい生活を送り、食事・睡眠・運動を大事にしましょうと…。
この情報は半分正しくもあり、半分間違ってもいると思っています。

私自身、自律神経を良くする為の様々な情報を鵜呑みにして失敗を繰り返しました。中でも運動はたくさんの失敗をしています。

その失敗の原因は、「自分の体調や体力に見合う運動量を間違った」ことです。単純なことですが、これがなかなか難しいのです。

失敗のひとつは、身体に充分エネルギー(気力・体力)が足りていないのに、無理して運動してしまい、過労になってしまう場合。

もうひとつは、運動をし始めると交感神経が優位になってやる気が出て来ます。その結果、自分の体力を過信して、過労になってしまう場合です。

過労になることで、疲労回復に長い時間がかかり、さらに疲れが溜まり、知らぬ間に自分の限界点を越えており、体調を崩しやすくなったりしてしまいます。

自律神経失調症やうつ病の方は、心身の状態によっては運動は少し控えましょうという場合も東洋医学の治療では普通にあると思います。

体調に見合わない規則正しい生活や運動は、心身にムチ打つようなものです。体調がよくなってから少しずつ始めていくのでも遅くないですよね。

東洋医学には気虚という言葉があり、心身のエネルギー不足を意味しますが、気虚の人が運動をし過ぎてしまうと、自律神経の回復に必要なエネルギーまでもが失われてしまいます。

何かしなきゃ、動かなくちゃと、焦りを感じることもあると思いますし、長い間働くことが出来なかったりすると、他人と比較して自分を責めてしまいがちにもなります…。

しかし自律神経失調症やうつ病の改善にとっては、休むのが仕事の場合もあるので、どうか胸を張ってじっくり休んで、自分の心身の回復を最優先にしてあげましょう。

お読みくださりありがとうございました♫

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