アフリカ人の食レポで笑っていると、打合せで同じことが起きますよ笑
立場が違えば、伝える内容も大きく変わる
先日、テレビで旅番組をしていました。
アフリカのウガンダに行き、現地の屋台グルメを食べるという企画です。
そのレポートを、現地の人がしていました。
食レポというと、多くの場合
・歯ごたえがシャキシャキしている
・とても甘くておいしい
・安くてボリュームたっぷり
といったことを伝えますよね。
最近は食管や見た目を伝えるレポートが多めのように感じます。
この番組ではウガンダの人がレポートしていました。
食べていたのは、焼いた甘くないバナナです。
焼き野菜のようなものですね。1本15円だそうです。
そして、バナナを食べたレポーターが伝えたことは
「2本食べたら1日お腹が持ちます。」
え?そこ!?
となり、思わず笑ってしまいました。
味も食感も何も伝わらないです。これが安いのかどうかも分かりません。
しかし、これを見ていて
コミュニケーションってこういうものだよな~
とも思いました。
話し手の視点が違えば
このウガンダ人のレポーターが、
バナナを食べて伝えていた内容は
バナナが腹にたまるかどうかです。
味や見た目、食感は関係ないです。
いつも食べているからこそ、おいしいのは当然だったり、
あまりインスタとかしていないのかなとも思ったりして。
話し手の視点が違えば、伝える内容は全然違うものになります。
まさかそんな視点で!?
と言うことも多々あります。
これが頻繁に起きるのが、お客様との打ち合わせ時です。
打合せで話が通じなくなるのは
お客様と打合せをするときは、
・開発者目線と依頼者目線
・技術重視と見た目重視
・仕組みを作る側と仕組みを使う側
何もかもが対局にいます。
こうなると、伝える内容は全然違うものになってしまいます。
「この関数の引数に今は○○しか渡していないので、その修正をするとこの分岐が必要になって~~」
と、すぐに仕組みの話を始めたり。
「ツールチップ」「divタグ」「CSS」などの開発用の言葉を使うことで、お客様に分かりにくい説明になったり。
このような経験、ありませんか?
このコミュニケーション上の問題は
どれもが、立場の違いによって起きるものです。
では、どうすれば相手に伝わるようになるのか?
理由はあまり伝えない
私がいつもやっているのが、これです。
いつもは自分が理解しやすい順番で話をすると、
必ずと言っていいほど、技術者目線の言葉が並び、
どうやれば実現できるか?という理論ばかりになります。
これに対して、あえて理由の説明を減らそうとすると
結論からの説明になります。
そして、理由の話が減れば、お客様としては分かる話ばかりになり、
伝わりやすくなるということです。
たとえば、変更要望がお客様から出されたとき
いつもの順番と言うと
作りを考え、変更点を洗い出して、それぞれがどんな結果になるかをイメージする
ということになりますが、理由はあまり伝えないというのは
結果から伝え、その変更点は多さだけ伝えて終わる
ということです。
こっちの方が、伝わることが多いです。
お客様にとっては、分からないことが減る方が
全部を伝えてもらうよりも分かりやすくなるということです。
ぜひ、お試しください。
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