読書感想文(147)星新一『ノックの音が』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は久しぶりに星新一のショートショートを読みました。

感想

面白かったです。
この本には15篇のショートショートが収録されており、その全てが「ノックの音がした」で始まります。
突然の訪問者、何かが起こる期待を持って読み進めると、予想外のオチが待っています。いくつかは結末を正確に推測できましたが、多くはアッと驚かされました。驚かされるというか、短い中で何度も二転三転するので、面白いんですよね。
「なぞの女」「金色のピン」「和解の神」などは、今思えば昔読んだことがあるような気もしました。

特に印象に残ったのは「和解の神」「しなやかな手」「財産への道」などです。
どれがどんな風に、と書くとネタバレになってしまうので避けますが、「和解の神」と「財産への道」は納得感、「しなやかな手」は展開の面白さが特に気に入ったのかなと思います。

星新一のショートショートは、わかりやすいのに頭があっちこっちと動かされる感じがして楽しいです。頭の体操をしている気分になります。
以前、読書をしばらくしていなかったら、頭がどんどん固くなっていくような気がしたので、これからも頭を柔らかくするために、読書を続けていきたいです。

おわりに

今回はミステリーっぽいショートショートばかりだったので、特に書きたいことがあまり思いつきませんでした。
単純に、面白かったです笑。
ショートショートは今月中にもう一冊くらい読むことになるかなぁと思っています。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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