読書感想文(228)星新一『ようこそ地球さん』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は久々に星新一のショートショートを読みました。

感想

少しずつ読み進めていたので、正直序盤の方はあまり覚えていない話も多いです。

ただ、内容的にもめちゃめちゃ面白いなと思った作品はあまり無かったように思います。
強いて言えば、後半特に「人生とは何か」「何の為に生きるのか」といったテーマが強く感じられましたが、正直大したことを考えられていません。

「信用ある製品」は昔読んだことがあったことをすぐ思い出しました。
中国古典「矛盾」を宇宙スケールに拡大した面白い話だと思います。

「探検隊」は当時の時事ネタを元にした話とのことでしたが、解説を読むと納得しました。南極探検で置き去りにされた二匹の犬が、一年後まで生き延びて隊員と再会したという話が元になっているそうです。そして犬達が生き延びるために犠牲となった南極の生物達の立場で、描かれています。
このような、別の視点に立って物事を観るのは、金子みすゞに通ずるところがあるように思いました。

おわりに

ショートショートの感想文はいつも簡単になってしまいがちです。
でもたまには楽することも大事だよなぁと思うので、そういうことにしておきます。
ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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