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継続コーチング体験記 セッション第4回目

コーチングのクライアントさんに了解を得て、ご自身にセッションでの体験を記事にしてもらうこの連載。

今回はさとうさんのこれまでの人生を振り返ることで、大切にしている価値観に気付くセッションになりました。

その名も人生曲線。

キーワード

・自分の素, 過去を振り返る

感じたこと

・振り返ることはめんどくさいけど重要だ

セッション開始

いつも通りアイスブレイクからスタート。

あらやんさんより、おいしいたらこパスタの作り方を聞きます。
一見、コーチングとは関係のない脈略のない話にも思えますが、他愛もない会話がコミュニケーションを取る準備運動に。私は職場の話などをしました。

そしてセッションスタート。宿題となっていた「人生曲線シート」を私がどのように書いたかをお伝えすることから始まりました。これまでは、自分の感情をペルソナ化した「サブパーソナリティー(*)」を通じて自分自身のことを知る作業を行ってきましたが、人生曲線シートでは人生のターニングポイントを振り返りながら自分の感情の上下の波をみていきます。

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この宿題、やったつもりでいたのですが書き漏れた点が多く、その部分はあらやんさんと一緒に話しながら埋めていきました。(あらやんさん、いつもすみません。)

人生曲線

人生曲線シートでは、自分が生まれてから今ここに至るまでの時間を横軸に、気持ちの充実度のプラスマイナスを縦軸として、波線グラフを描いていきます。グラフが上下するポイントで起きた事(気持ちが変わったきっかけ)を書き込み、最終的に自分がどのような価値観を持っているのかを言語化(ひと言化)します。

前回同様、プライベートな体験について話しているため、具体的なことを書けないのですが、人生曲線シートを書く中で思ったことは、自分の場合40年数年生きていてもあまり成長していないというか、人生のイベントがそんなに無いためか「結構内向的な人生だな」「好きなことしかしてないな」「臆病だな」「めんどくさがりだな」といったこと。また、「私は過去の出来事や自分自身の事を人に話すの苦手なのかもしれない」と感じながら、ワークを進めていました。

そんな背景もあり、人生曲線を説明する時はハキハキと話しができなかったり、話題があちこち飛んでしまっていたのですが、相変わらずあらやんさんは「うん。」と聞き、話が切れたタイミングで「違ってたら言って欲しいんですけど、僕が見て直感的に思ったことを話しますね。」と私がどんな様子で話していたかを鏡のように伝えてくれます。

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日常にも役立つコーチング手法

余談ですが、このあらやんさん手法(と勝手に呼びます)を最近真似てみました。具体的には、相手の話を聞いた後に「間違ってたら、ごめんなさいね」と会話の前に置き、相手の状況や言動を咀嚼(例えば、相手が言ったことを繰り返すなど)をした上で自分の意見を伝える、といった内容。この流れを意識して上司と会話をしたら、いつもよりもスムーズに会話が進んだのでした。因みに、コーチングを受けたことが日常にも役立ち、お得感を感じた次第です。

余談はさておき、ワークを通じて過去の話をすることで、かつて自分が持っていた、ある感覚が今は薄れていることに気がついたり、昔の自分を「あぁ、こんなんだったよなぁ。」と少し距離をとって眺めてみることで、自己を過大意識しがちな気持ちが薄れました。

認識された自分の価値観

そして最終的にこのワークで認識された自分の価値観は下記のようなものとなりました。

「自分の好きなことに時間を使いたい。落ち込んでも得なことはない、所詮人間(動物)。」

うん。内向的で我儘で強がりな皮肉屋の言葉ですね。「友達少ないわけだわ」なんてことも思いつつ、落ち込まないし嫌な気分にもならないのは、コーチングを通じて自分の事をそのまま見れるようになってきたからなのかもしれません。多分、さっきの言葉も良い様に捉える角度を見つけることもできるはず。

決して褒められた性格でない自分を受け入れつつ、日常生活で改善するべきところは改善して、まだまだダメな自分がいても「想定内。そして、良くして行こう。」と言う心持ちになれる余裕が生まれつつあるのでは?そんな気がしてきました。

コーチングFAQ

今回のセッションで生まれた疑問をあらやんさんに聞いてみました。

さとう:突然ですけど、あらやんさん「ジョジョの奇妙な物語」って知っていますか?

あらやん:スタンドは知ってますよ〜

さとう:では話は早い。スタンドで、相手の過去が全てわかる「ヘブンズ・ドアー」っていう能力があるんですけど、今回の人生曲線のワークをしていて感じたのですが、コーチングをする際に、相手のことや歴史が全て分かる、つまり「ヘブンズ・ドアー」があった方が便利だと思いますか?

あらやん:なるほど〜。例えば、その能力を僕が持っているとしてクライアントに「あなたって、こういう人ですよ」と伝えたとしても、クライアントはピンと来ないと思うんですよ。

さとう:というと?

あらやん:クライアント自身が気がつくことが大事なんです。誰かが判断して「あなたはこうですよ」と言っても、本人が実感できないと自分を知ることには繋がらないのかな、と。

さとう:確かに。

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次回もお楽しみに!

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