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継続コーチング体験記 セッション第1回目

私(あらやん)のコーチングセッションを受けていただいた方に、体験記を寄稿してもらいました!
コーチングってどんな感じだろう?と気になっているかたに雰囲気が伝わると嬉しいなと思い公開させていただきます。

報告者について

さとうさん
43歳 女性 転職歴4回。
職場も仕事も決して嫌いではないが、充実感は得られていない。
次のキャリアを悩み中。
コーチングについてよく知らないままに偶然あらやんさんを知り、お試しでコーチングをしてもらったことをきっかけに、「何か変化があるといいな」とぼんやりと思いながら継続コーチングをいったん受けてみることにした人。

キーワード

・現在地の確認
・価値観と紐づくもの
・5,000人のサブパーソナリティ

わかったこと

*個人の見解
自分が変わる前、ラスボスに出会うらしい
自分の現在地(価値観や性格)を認識するとナンとなく楽になる

コーチングの実施について

「コーチング」というものに感じた疑問は記事下段にあらやんさんに答えていただいたFAQとしてまとめています。

コーチングは6回1サイクル。
1回あたり1時間話して、理想的には2週間おきに実施。
このペースで行くと3ヶ月で1サイクルが終わります。

セッションスタート

セッション開始時は簡単な会話(雑談っぽい感じ)からスタート。
私が最近見ている動画の話などをしました。

これからどのように進めるかについて、自分があまり明確な目的を持たずにコーチングを受けはじめてしまったこともあり、「何をテーマにするか」というところから相談することに。

とはいえ、ぼんやりと次のテーマで行こうとは考えていました。

・パターン1:明確なゴールを設ける
自分の英語学習が進んでいないことに課題を感じているので、日々の行動を変えていくことを目指す


・パターン2:ぼんやりした内容にとりくむ
自分の今後のキャリアをどうしたら良いか、その指針を得る

そのことを伝えると、どちらを選択してもOKとのことでした。

インテグレーションモデル登場

そこで、コーチングを進めるにあたってのイメージを掴むために、インテグレーションモデルという枠組みを見せてもらいました。

ちなみに、インテグレーション(Integration)の意味は、統合や融合といったもの。数学だと積分の演算のことだそうです。

インテグレーションモデルは7つの要素(日常、旅立ち、拒絶、出会い、試練、成長、帰還)が循環するモデルとして描かれます。
平たく言うと、少年漫画のストーリーのように展開される、人の成長段階を構造化したものです。
私の説明能力の問題で、なんのこっちゃという感じですみません。

コーチングによってもたらされるこの循環の中で、いつかラスボスに出会うそうです。
ラスボスとはつまり自分のダークサイド。
ダースべイターの呼吸音が頭にちらつきます。

そんな説明を受けつつ今後の方針を決めることに。
わかりやすいゴールが欲しいと思ったので、パターン1「英語をなんとかする(脱・中級者)」を目標とすることにしました。

なんで、勉強できないんだろう?

まず、私の英語能力について。
TOEIC755点(2020年1月受験時)。
試験を受けた時はちょっと勉強しました。
そこから特に何もすることなく、なんとな〜く相手の言っていることがわかるレベルの英語力をキープ。

悪いことに、最近全く勉強をしなくなっていて語学力がどんどん下がっている感じです。
その状況が分かりつつ、勉強をする時間を確保しようとしていない今の自分のことをナンだかな〜と思い続けて日々を過ごしています。
勉強する気が、なぜかおきないんです。

価値観

そんな自分の状況をあらやん さんにお伝えしつつ、なんで勉強する気にならないかを探っていきます。その中で2つのワークを行うことに。

まず行ったのが、自分の価値観を知るワーク。
50くらいの価値観に関する言葉が羅列された表を見て、どれが自分に合うのか5-6個を選ぶ、というもの。
自分の印象ではポジティブな言葉が並んでいたように感じました。

私が選んだ単語は「意味あること」「環境に配慮」「成長」「責任」「美」。
これらの言葉を選んだ理由や、価値観の表を見て感じたことなどをあらやんさんと共有します。
感覚的に捉えたことを言葉にしようとすると、うまく説明出来ず、もどかしかったり、自分でも意外なことを口にしたりもしていました。

サブパーソナリティ

続いて行ったのが、自分のパーソナリティに近い言葉を選ぶワーク。
価値観を選ぶワークの時と同じように、言葉が羅列された表の中から自分に近しいと思う単語を選びます。
価値観の言葉を選んだ時よりも多くのパターンがありました(100くらいだったような)。
サブパーソナリティの表は結構ネガティブな単語が並びます。
ここからも5~6語、自分に近しいと感じるものを選びます。

私が選んだのは、「適当」「不安」「飽きっぽい」「サボる」「分析家」「うっかり」「疲れてる」「根暗」。

結果的に何も成し遂げられない人の特徴を寄せ集めたようなチョイス。。。

ちなみに、サブパーソナリティは一人の中に5,000人分ある!とも言われているそうで、確かに表に羅列されている人格は多かれ少なかれ全部自分の中にあると感じました。

自分の輪郭をなぞっていく

選んだ価値観とサブパーソナリティから「今の自分」を認識していきます。

価値観は「こうありたい」と思う願望が反映されるのに対し、サブパーソナリティは私の中によく登場する人格を指すもの、とのこと。
日常において、場面により内面の人格が入れ替わり立ち替わりしているようなのですが、先ほどのワークで直感的に選んだ人格がいわば「スタメン」なのだとか。

ピクサーの映画「インサイドヘッド」を観たことがある方なら、感情が擬人化さるイメージをしやすいのではないかと思うのですが、セッションの中でも選んだサブパーソナリティーたちがどんなペルソナを持っているか、誰がチームのリーダーか、メンバーの関係性などなど、具体的なイメージを交えて話をしていきます。

なんともポンコツな私の7人のサブパーソナリティ達。
少年漫画のようなストーリーが成し遂げられるとは到底思えないのですが、各人格についての細かな描写を伝える中で、あらやん さんからは、「いいメンバーな気がしてきましたよ。」というコメントをいただきました。(本当か!?)

まとめと次のセッションまでに行うこと

以上のようなワークを経て、今の自分の状況をふんわりとではあるものの、つかむことができた時点で第1回目は終了。
総じて楽しかったです。

第一回目の結論として、英語学習云々よりも、まずは認知されたポンコツスタメン達がこれから目標に向かって「がんばれ!ベアーズ」よろしく活躍してくれるように、2週間後のセッションまで意識的に生活することにしました。

【次回までに行うこと】

自分の価値観とサブパーソナリティを意識して2週間過ごしてみる

コーチングFAQ

はじめての「コーチング」。
色々と迷うところもあったので、率直に感じていることをあらやんさんにきいてみました。

さとう:
今回、偶然コーチングを受ける機会を得たものの、実は、自分の意思が弱かったり、課題を乗り越える力がなかったり、自信がなかったり、相談できる友達がいない、といった自分の足りないところを自助努力なしにお金で解決できた気になっている、というようなマイナスなイメージを意識するところがあるんです。

あらやん:
そうですね。
そういう見方をされることもありますね。
私もコーチングをお願いすることがあるんですけど、内省することを自分一人で取り組むのって結構大変なんです。
コーチングスクールで学んだ今でも、自分自身をセルフコーチングするって難しいんだなって改めて思いますよ。
あと、コーチングの前提条件としてクライアントと信頼関係を築くこと、そのための守秘義務はもちろん、何より仕事としてクライアントのゴールに向かう責任がコーチにはあるんですよね。

さとう:
そういう点で言うと、カウンセリングを受けるのとコーチングは見られ方が結構似ているような気がします。
この二つの違いって何ですか?

あらやん:
カウンセリングは過去に焦点を当てて、マイナスの状況になっているクライアントを癒すプロセスが主だと思うのですが、コーチングは、今の状態から前へ進むためのものだと思っています。
イメージとしては、前者はマイナスから0に戻すことを目的に、後者は0を1だったり100だったりにすることを目的にしている、といった違いがあると思います。

さとう:
コーチングって体系的な何かがあるんでしょうか?

あらやん:
今日のセッションでも、いくつかワークがあったかと思うんですけど、クライアントの状態や会話の流れによって、その時々に提案する内容を変えて進めていますね。
なので、一つの決まった体系があってそれを順番に行う、というのではないです。

さとう:
確かに、会話の流れが自然でした。
コーチングってもっとマッチョ、というか、グイグイくるイメージがありましたが、おしゃべりしているような感じを受けたのは想定と違っていました。

あらやん:
そいういうタイプのコーチもいますよ。
コーチによってそれぞれスタイルがあって。
クライアントによっても、「グイグイ引っ張っていってくれるタイプのコーチがいい!」と言う人もいますし、そこはコーチとクライアントの相性があるのだと思います。

さとう:
人それぞれなんですね。

あらやん:
僕の場合は、伴走していくような感じですね。
例えば、目の前に越えなければいけない高い山があったとして、「うわ〜この山高いね〜。大変だね〜。」と一緒に言いながら登る感じかな。
ゴールに向かって短期間に一気に、というやり方もあるにはあるんですけど、クライアントの個性と向き合って、遠回りしながらでもクライアントのペースで進めた方が結果的に良いと思っているんですよね。

さとう:
確かに、あらやんさんと話していると一緒に何かを探したり、つくっているような感じがあります。
ふと思ったのですが、人生の残り時間が少なくなった時、私がおばあちゃんになった時でもコーチングって有効なんでしょうか?

あらやん:
コーチングは、いまの日常に違和感を感じる、何かを変えたいと思っている人であれば有効だと思っています。
年齢に関係なく、日々を過ごす中で何かモヤモヤしていたり、変化を望んでいる中で、コーチングに申し込む、というような行動ができていたらその時点でOK、といった感じですね。

さとう:
なるほど。なんかちょっと安心しました。

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第2回目公開されました↓

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