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曖昧さを愛す。- My First Roll -【写真37枚】


私の初めてのフィルム写真が現像から帰ってきた。

最初の一本に選んだのは
Kodak Ektar 100

世界最高の粒状性を持つカラーネガフィルム
映画用の KODAK VISOIN フィルムテクノロジーを組入れることにより、ISO100 のカラーネガフィルムにおいて『世界最高の粒状性』(2008年10月現在)を実現いたしました。
コダックアラリスジャパンHPより。

だそうです。
傾向としてはコントラスト高めでパキッとした写りで発色も濃いインパクトのある絵作りをしています。

有名なPortraシリーズに並んで、Kodakでも人気の高いフィルムです。
その分お値段もお高めで、大体1つで2900円くらいしています。

36枚撮りなので、単純計算で大体1枚シャッター切るごとに80円、、!!ってそんなこと計算しているとフィルムなんてやってられません笑

使用カメラはもちろん、「Leica M-A」。
お供のレンズは、M10-D時代からお世話になっている「Voigtlander Heliar 40mm F2.8 Aspherical」の組み合わせ。

シルバーのレンズが欲しくなる。

北村写真機店に寄ったついでに新宿駅西口と、近所をパシャパシャと撮ってきました。

天気はあいにくの曇り。
ですが、最後にはちょっとしたサプライズが私を待っていました。

ちゃんと撮れているかな、、、?
なんて、ドキドキしながら撮り歩いたMy First Roll。

それではスタートです。

Ektar 100 作例

北村写真機店からの帰りにまず1枚目!
なんかみんなスマホ向けてんなと思ったらネコ
たのメール
思い出横丁とたのメール
この辺りは夜に撮りたいね
さよなら小田急ビル
バスってなぜか撮ってしまう
白バイかっこよかったのでついつい
我らの聖地?
ズラーっと座っててびっくり
ハットが素敵なおじさん
隙間から都庁
みんなの防湿庫と都庁
スタバ
これぞ新宿
なぜ撮ったのだろうか笑
人で溢れる横断歩道
少し日が差した
相変わらずの人混み
👋
新宿の表
宝くじ当てたい
コクーンタワー
埼京線
好きな一枚
帰路に着く
何で2枚撮ってるのかは謎
電車を待つ
間違ってシャッター押しちゃった一枚だけどいい感じ
電車の窓から
野球してた
休日って感じがとても良い
隙間から
帰路に着く
青空を拝みたかったなぁ
と思ってたら終わりにこの爆焼けサプライズ
からのブレブレで締め

曖昧さを愛す。

いかがだったでしょうか。
露出計もないカメラだったので、自分の勘やテンプレート設定(日中ISO100なら、F8 1/250など)で撮り歩きましたが、意外と何とかなるもんですね!

露出の大幅なミスはなくてよかったです。

36枚撮りなのに、37枚目が撮れること知らなくて(巻き取りミスがあっても36枚撮れるようにある程度余裕を持たせているためらしい)最後の一枚は、ブレっブレの謎ショットになっちゃいましたが笑

でも、これもまた味というかなんか許せる写りになるんですよねフィルムって。

この、曖昧さを愛すること

これは本当に大切なことだとフィルムカメラをてにして、改めて感じさせられました。

noteで何度も書いていますが、昨今のカメラは高性能、高解像などを目指しすぎていて、このゆるい曖昧さや余白といったものが皆無です。

失敗しない…からいいのかも知れませんが、なんだか私には少し息苦しさも感じてしまいます。

SNSには、煌びやかで、美しくて、着飾ったいい側面のもので溢れています。

だから、写真も失敗せず、簡単に映えるものが撮れるように高性能なものに人気が集まるのも仕方ないのかも知れません。

でも、これは写真だけに限った話ではないですね。今の世の中は、常に完璧であることが求められます。

SNSには、誰かの失敗や欠点、弱いところ見つけたとたんに徹底的なまでに叩き潰すコメントに溢れています。

他人の闇を暴露するコンテンツも最近人気ですね。

そんな、何でも白黒はっきり付けて、曖昧さを愛さず、全てを完璧にこなすことが是とされる世の中。

そんなのって生き辛くないですか。

もっともっと曖昧な世界を私たちは愛してみてもいいんじゃないですか。

まあ、こんなもんだよね。
こういうのもいいよね。

って曖昧な緩さを愛せる方が、心に余裕を持てると思います。

この記事を読んでいる人の中で、高性能なカメラに疲れた方、なんかしっくりこないなあ。なんて、えもいわれぬ違和感を抱いて抱いている方がもしいれば、フィルムカメラを始めてみてはいかがでしょうか。

もっと曖昧に、もっとゆっくりと
毎日を生きてみませんか。

曖昧さを愛する。

高度な技術に囲まれた、現代人に
1番必要なことかも知れませんね。

ではまた👋

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