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有名人にちょっと似ているとこうなる。

実はとある有名人に顔が似ている。背格好もそうかもしれない。家族に指摘された事はなかったし自分でも全く意識していなかったが、昔、職場の人から「〇〇に似ているね」と言われて以降、○○と似ていると言われる事がなぜか多くなった。

と言っても「ちょっと似ている」レベルだからサインを頼まれるとか本気でご本人と間違われる事はなく、私生活で大変困った事はない。ないが、忘れた頃に「私は〇〇に似ているのだな」と痛感させられる出来事が起こったりするから不思議な話だ。

一番多いのが初対面で出会った人の反応である。フレンドリーな人ならずばり直球で開口一番「〇〇に似てるって言われません? (はいと答えると)ですよね!見た時から似てるって思ってたんですよー」と聞いてくる。これは遠慮がない分却って気持ちが良いのだが、気味が悪いのは相手もよく分かっていない場合である。
ある人は普通に会話していて突然今までの会話になんの脈絡もなく「以前お会いした事ありませんか?」と聞いてきた。ないと答えるとふーんと言う感じでまた数十分話し、唐突に再び「以前お会いした事ありませんか?」。
これはなんだ。新手のナンパなのか。その時はこちらも自分が〇〇に似ている事を失念していたので反応に困ったし相手をかなり記憶力他ヤベー人だと感じた。こういった「あなたどこかで見た事あるのよねー」は過去に何度か言われた気もするが、まさか自分から〇〇に似てるって言われるんですよと自己申告するのもあれなので反応に大いに困る。初対面の相手にあてずっぽうで会話する事は謹んでほしい所だ。

今思い返せば〇〇に似ていたからだろうなという事は他でもある。昔、レストランで食事していた最中に同行した友人から「あのテーブルの人、さっきからあなたの事じーっと見ているよ」と言われた事があった。場所柄きょろきょろするのは見苦しいし、相手は若い男性だったから照れてしまいこちらから見返す事はなかったが、これもやめてほしい。食事中の姿を異性に注視される事は女性にとって恥ずかしいものだし、そもそも自分はモテないから間違った方向に大変誤解する恐れがある。

コロナが流行りだしてからは外出には必ずマスクをするので、○○に似ていると言われる事はない。幸か不幸かと問われれば、注目されない事が人間幸せな時もあるのだと答えるだろう。

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