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【ワクチン開発、急ぐべきでない】コロナワクチンの拙速な開発・承認は危険~免疫学の第一人者が警鐘~

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【本日のニュース・記事】


■ワクチン開発、急ぐべきでない

・免疫学の第一人者が警鐘

東京新聞(2020年8月8日)



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◆抗体できても役に立たない場合も



宮坂さんには苦い経験がある。

かつて研究で飼育していたマウスの間で、コロナウイルスの大量感染が起きた。


「調べると、感染したマウスは抗体を作るが治らない。免疫を回避する能力の高い厄介なウイルスだと思った」と振り返る。

ワクチン開発で世界のトップを走る製薬会社は、バイオテクノロジーを駆使する「遺伝子ワクチン」という技術を活用。


「接種したら抗体ができた」と効果を発表している。

宮坂さんは「遺伝子ワクチン技術は有効である可能性が高い」と認める一方、「できた抗体の量が十分かどうかも分からない。コロナの場合、抗体ができても役に立たない場合がある」と指摘する。



◆「悪玉抗体」が作られる恐れ



それどころか、感染時にかえって病気を悪化させる「悪玉抗体」が作られる恐れがあるという。

悪玉抗体がウイルスと結びつくと、全身の免疫細胞の1種が感染してしまう。


抗体依存性免疫増強(ADE)と呼ばれる症状だ。

新型コロナに近いSARSの動物実験で確認されており、宮坂さんは「コロナウイルスが手ごわい理由」と話す。


こうした副作用を防ぐため、ワクチン開発ではまず動物実験から始め、次に少人数の接種、最後は数千~1万人規模で接種して効果と安全性を調べる必要がある。

ADEは個人差も大きく、宮坂さんは「安全性や予防効果は、大規模な接種から1年程度経過しないとわからない」とみている。


海外の臨床試験で承認されたワクチンが、すぐに国内でも承認される可能性が高い。

宮坂さんは「過去には海外の承認薬をそのまま国内で使って重大な副作用が起きた例がある。人種差もあるので国内で試験をするべきだ」と訴える。



◆手順を踏まずに接種をすれば人体実験に



開発を急ぐあまり、試験に時間をかけない動きには「きちんと手順を踏まずに接種をすれば人体実験になってしまう。効果の低いワクチンで安心し、かえって感染を広げることも。効いたらもうけものだという考えではだめ。有効なワクチンの開発には2年はかかるだろう」と指摘する。


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■ワクチン開発、急ぐべきでない
・免疫学の第一人者が警鐘
東京新聞(2020年8月8日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/47729





本日は大阪大学教授の宮坂昌之氏の記事2つご紹介いたします。

もう一つの記事はこちらです。





■「コロナワクチンの拙速な開発・承認は危険」

~免疫学者が断言する理由~

宮坂昌之/大阪大学免疫学フロンティア研究センター招聘教授

ダイヤモンド編集部 鈴木洋子(2020.9.21)



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現在日本が在庫を確保しようとしている英アストラゼネカによるワクチンは「自社が行う第3相試験の結果を信用するなら日本で使っていい」という条件付きのものです。

今年の末には初期段階の結果が出ますが、ウイルスに対する抗体がどのくらいできるかは分かるが、予防効果や病気を悪化させないか否かは分からない。


現在世界で五つの開発が、第3相試験に入っていますが、どのワクチンも同様の状況です。

抗体ができることを確認するだけでは駄目で、それは抗体が悪影響を及ぼすケースもコロナウイルスにはあるからです。


以前に流行したコロナウイルスであるSARS(重症急性呼吸器症候群)とMERS(中東呼吸器症候群)のワクチン開発では、猫を使った動物実験でワクチンを打つほど感染がひどくなるという結果が出ました。

抗体の役割は、ウイルスを自分に結合して殺すことです。


ところが、抗体の中には結合してもウイルスを殺すことができないものもあります。

この場合は食細胞(白血球など、外来の微生物などの異物をのみ込み、破壊する細胞のこと)がウイルスを結合した抗体ごと取り込んで殺すのですが、未熟な食細胞は逆にウイルスに感染し、全身に感染を広げてしまいます。


ワクチンを打つことでウイルスを殺す“善玉”抗体を得ようとしたのに、逆に“悪玉”抗体が感染を全身に広げてしまう。

つまり、ワクチン開発では、善玉抗体ができるか否かを時間をかけて見極める必要がある。


さらに、ある地域や人種を対象にした第3相試験の結果を、そのまま他地域で適用できるとは限りません。

抗リウマチ薬のアラバという薬は、海外の第3相試験で良い結果が出たからと日本での第3相試験を省略した結果、間質性肺炎により大量の死者が出てしまいました。


ワクチン開発は当然進めるべきですが、ゆっくりでいいので確実なものを作らなければならない。

少なくとも予防効果があるかどうか、そもそも病気を悪化させないかどうかという点は、確実に見極める必要があります。


10万人、100万人に1人というレベルの脳症や神経症などの深刻な副反応の有無を見極めるには、さらに長い時間が必要です。

これまでのワクチンの開発の歴史においても、完成までには長い時間がかかっています。


最速はおたふくかぜのワクチンですが、それでも4年かかっています。

そもそも、ワクチン開発案件の中で認可にたどり着く確率は全体の4%しかありません。


政治的な思惑もあり、世界的にワクチン開発に巨額の資金がつぎ込まれていますが、とにかく拙速に動くべきではありません。



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■「コロナワクチンの拙速な開発・承認は危険」
~免疫学者が断言する理由~
宮坂昌之/大阪大学免疫学フロンティア研究センター招聘教授
ダイヤモンド編集部 鈴木洋子(2020.9.21)
https://diamond.jp/articles/-/248971






大阪大学教授の宮坂昌之さんの記事2つをご紹介させていただきました。

「善玉」ワクチンか「悪玉」ワクチンか、少し怖い内容ですね。


英国でファイザー社のワクチン接種が開始される報道もありました。

前安倍内閣が契約した、ファイザー社やアストラゼネカ社、モデルナ社なども外堀を埋め始めている印象です。



以前からよく言われている、強いリーダーシップに欠けている日本の政治。

いわゆる受け身の政治。


しかしながら、なぜか、コロナワクチンだけは、前安倍内閣が詳細な説明もなく、あっという間に政府と製薬会社が契約した印象があります。

まるで何かの密約か、指示でもあったかのようなスピード感でした。


そのためでしょうか。


あまり説明のない海外の遺伝子組み換えコロナワクチンは「善玉」なのか「悪玉」なのか、実際マスメディアでも殆ど報道はなされていません。


以前の読んだ東洋経済記事では、そのコロナウイルスは「脳」への影響もある、という研究結果もありました。

※コロナ「脳細胞にまで侵入する」という新事実(東洋経済 2020/09/17:The New York Times)
https://toyokeizai.net/articles/-/375947



ワクチンとは、そもそも健康な人へ、その病原体であるウイルスを接種する予防方法です。

遺伝子組み換えコロナワクチン接種は、コロナウイルスを体内に入れる作業。


「善玉」となるか、「悪玉」となるか、まだ詳細不明な状態であった場合、そのリスクは非常に大きいのではないでしょうか。

もし、仮に、その「善玉」コロナウイルスが、あるアクションを起こすことで「悪玉」コロナウイルスに変化する、という可能性もあり得ます。


つまり、今回のコロナワクチンは、政府が契約した内容で、遺伝子組み換えコロナワクチンを体内に入れることでもあります。


前安倍内閣が締結した製薬会社との契約は、どのような事態になっても、その責任を負わないという契約内容です。

「どのような結果になっても知りません」という内容でもあります。


もし、仮に、悪意ある意図的な「副作用」があったとしたらどうでしょうか?

もし、仮に、「悪玉」コロナウイルスへの変化をコントロールすることができたらどうでしょうか?


遺伝子は、次世代へつながるものです。

私たち子どもたちに、その遺伝子組み換えコロナワクチンは、少なからず影響するかもしれません。


これから生まれてくる子どもたち、その子ども、孫などなど・・・。

人工的に組み換えされた「コロナワクチン」。


そのリスクを背負うには、もっと詳細な説明が必要な気がします。

「何も考えずに」「政府に指示された通り」では大きなリスクかもしれません。


メディアも含めて、アストラゼネカ社とはどのような企業なのか、ファイザー社とは、モデルナ社とは、どのような考え方で運営されているのか、もっと私たちは知るべきではないでしょうか。


そしてその海外企業のワクチンの仕組みや接種後の考えうるリスクなど、もっと、地方の高齢者にもわかるように説明することが必要かもしれません。


毎日、感染者で煽るだけのメディア報道。

もっと冷静に、もっと誠実に、もっと多面的に。


私たちの判断は、今、子どもたち、そしてその子どもたち、未来の子どもたち、未来の日本そのものに対しても、その大きな責任を背負っているのではないでしょうか。

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