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「気になる」ときはね、、、

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 幼稚園に行ってきました。
 幼稚園の先生をやっている友人が
「ちょっと教えて」
と私を頼ってくれたので。
#嬉しい!

 はじめ、久しぶりに沢山の子どもに囲まれて(最近は1対1の関係が多いです)一緒にわちゃわちゃ遊んでしまい、
「こっちこっち!」
と友人に呼ばれる始末、、、。
 各クラスの少し「気になる」子たちの様子を見させて頂きました。


 制作の時間に落ち着きがなく、しまいには席を立ってしまう子には視界に映るものが最小限になるような配置とパーテーションの活用をお伝えしました。

 トイレを嫌がる子には、その子の好きなキャラクターのシールでも貼ってみれば?と提案。
#そして〇〇が待ってるよ、と誘ってみる

 給食後の着替えの場面では、背面からの補助も効果的だよ、と伝えました。
 こちら↓にも書いてます。


 さて、一通り見学させてもらって職員室に戻ると、ブロックで遊んでいる子がいます。今の時間クラスではダンスを踊っているはず。
#どうした?

 「感覚過敏なのかなぁって思って」
と友人。なんでも、曲が流れると耳を塞いで、クラスから出て行ってしまうとの事。だから、落ち着けるようにこの時間は職員室、なんだとか。
『あれっ⁈そんな話前にも聞いたな』
と思いつつ、もう少し話を聞きます。
#わりとよくある話?



 「感覚過敏かな?どうかな?」
話を聞いた第一印象です。
① 小さい時から大きな音量が苦手だった、と  いうわけではない
② お友達の泣き声には反応せず、むしろ近寄って慰めてあげられる
③ かなり不器用(模倣が苦手)
④ お遊戯の曲以外に、嫌がる音、音量はない

 私の出会った聴覚の過敏な子は割と小さいときから大きい音が苦手でした。お友達が泣いていると耳をふさいで怯え、一緒に泣いてしまいます。公園でカラスが鳴いているのを聞いてパニックになってしまったこともありました。
 とはいえ、私が出会った子達とタイプの違う過敏さが隠れているのかもしれません。そこは慎重にならなければ。そこでイヤーマフを薦めてみました。ヘッドフォンのような形状で耳を覆う形をしており、外部の音をある程度遮断できます。それをつけていればもしかしたら、ダンスを踊っている場所にいられるかもよ、という提案。触覚の過敏さがあると難しいのですが、ギュッと耳元を圧迫されている感じが好きな子もいます。
 最初は一緒に踊れなくても、同じ空間に要られることが先ずは大事。また、同じ空間にいられたことを大いに褒めてあげてほしいことも伝えます。

 イヤーマフに慣れてくると聴覚過敏の子は安心感が増すみたい。
 最初のうちは四六時中イヤーマフをつけていて、そのうち外す時間を少しずつ増やします。すると、急にお友達が泣き出したり、大きな音がしたりすると(サイレンの音も苦手です)、自らイヤーマフを付けて落ち着こうとする姿がみられます。
#イヤーマフすごい!

 でもね、もしかしたらダンスが苦手で逃げ出してる場合もあるから、それはイヤーマフではどうにもならないよ、と念押し。
 前で踊っている先生の真似をして踊るのが苦手なら、はじめはその子の後ろについてあげて手とり足取り一緒に動かしてあげると、手の動き足の動きがわかって安心するよ、と伝えます。



 少し気になる子、は少しの工夫で気にならなくなります。でも、対症療法のようにその場しのぎで済ませていると、気になるところは気になるまま、むしろ増えていくことも。
 少し気になる、時の対処の仕方を少しずつお伝え出来たら、と思います。


 気になることが一過性のこともあって、一生懸命対策を考えていたら、そのうち収まってたってこともしばしば。
 そんな話もまた今度。


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