1993年 カッパが人気 同じイラスト使いまわしていろいろ作りました
アイテムいろいろ増えました でもよく見ると全部同じイラスト
同じ絵をいろいろなアイテムに使い回しています。色もブルーとえんじ、後は素材の色のみです。手抜きみたいですが、このスタイルが気に入っていました。
この時期、カッパが一番人気がありました。同じ物でもカッパの絵がついてるとよく売れました。全く同じ物なのに表面にくっついているイラストによって全然売れかたが違うものなんだ、というキャラクター界のあたりまえに愕然。同じ原価なのに。稼ぎのわるいペンギンはそのうちレギュラーからはずされました。きびしい世界です。
まん丸くてテカテカしているのは樹脂コーティングのミラー、とてもかわいくて使いやすいので自分達でもお気に入りの商品の1つでした。
いい気になるカッパ
この時代、引越しをしたら「引越しましたハガキ」でいちいちお知らせをするのが普通でした。人気が出てきていい気になってるカッパは、こんな場面でもかっこつけてえらそうです。そしてこのニューアドレスカードもけっこう売れました。
これは「ふきだしシール」言葉をかきこんで使うシールです。ここでもカッパは人気。カバのシールはカバがかわいそうになるくらい売れなかった。シール売り場でカバだけたくさん残っていました。カバの最後のコマの顔が切なかったです。
ぷるぷるぴよぴよ
ぷるぷるしたたまちゃんと、ぴよぴよしたひよちゃん。描いていくうちにどんどんかわいいなーと情が移ってきました。一時期はたくさんたくさん、ひよちゃん達を描いてたので、頭の中がぴよぴよしていました。下書きも合わせたら、ひよちゃんだけでも、1万匹(羽?)は描いたと思います。キャラクターを作り上げていく行為は少し、『いたこ』に似ているな、と思ったりもしました。頭の中に降りてくる感じ。ぴよぴよ〜〜ぷるぷる〜〜
たまちゃんと、ひよちゃんはいろいろな人と知り合うきっかけや、新しい事をするきっかけも、たくさん持ってきてくれました。なかでも、最初に電話をくれた女の人との出会いは、「ほんとに、よかったね、私達は運がいいね」の出来事のうちでもかなり上位に入っています。
もうひよちゃんたちはアランジの手を離れてしまったけれど、その出会いからいろいろ続いて今があるんだなーと思います。
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