見出し画像

アニソンの帝王・水木一郎さん死去

 本当に残念です。昨年から闘病中との話があり、まだまだ歌って欲しかったという思いも強いですが……病魔と戦いつつも先月までステージに上がっていたのですから、本当に「生涯現役」でいたかったのでしょう。

 昭和特撮を追っかけていれば、水木一郎氏のお声を聴くのは必至。代表作を挙げればキリがないですけど、時系列順でいけばまずこの曲でしょう。

 半分以上が擬音という斬新な歌詞を何の違和感も無く歌い上げる凄さと同時に、ヒーローの名前が登場するサビ部分をしっとりと歌う感じが良いですね。菊池節と水木一郎氏が見事に合致した名曲といえるでしょう。

 そのディスコグラフィを特撮作品に限定しても、OP・ED両方を手掛けたり、あるいは片方だけだったり、または挿入歌やイメージソングでの参加を含めればそれこそ数知れず。特撮ヒーローのイメージや世界観の構築にどれだけ貢献したのか。

 個人的に好きなのをいくつか。

 これも擬音多めですが、バロム・1の時とは違う軽快な歌声がアクション性を高めてていいですね。

 ヒーロー作品で「敵」を歌った楽曲も数あれど、その中でも特に格好良いと思える一曲。まず兄貴の低音から入りつつも「破壊せよ」の長音で〆るトコが実に渋い。

 あとは『セタップ!仮面ライダーX』や『地獄のズバット』、『行け!行け!メガロマン』『燃えろ!仮面ライダー』『タイムリミット(超人機メタルダー・ED)』……もうホントにキリがない。自分にとって、いや皆さんにとっての名曲がありすぎる。

 でも、まさかこんなに早く訃報を聞こうとは。今だに信じられません。

 水木一郎氏のご冥福をお祈りします。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?