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新和田トンネル無料化で群馬に恩恵が?

 長野県を走る有料道路の無料が、実は我が群馬にもプラスになるようで。

というのも、このルートは「北関東と中京方面を結ぶ広域の幹線道路」でもあるからです。両地域を最短で結ぶことから、高速道路料金を抑えつつ広域を走るトラックなどの利用が多く見られるといいます。
(中略)
 新和田トンネル経由は首都圏経由より所要時間は27分多くかかるものの、距離は80kmほど短く、料金は1000円安くなりました。
 名古屋ICから栃木県の宇都宮IC(東北道)までの間も比較してみました。首都圏経由と比べると、所要時間は1時間以上多くかかるものの、距離はやはり約34km短く、料金は830円安いという結果でした。首都圏の渋滞が激しいときなどは、迂回ルートとして検討できるかもしれません。

乗りものニュースより抜粋

 実際にGoogleマップで群馬から中京・関西地区へのルートを検索すると、必ずと言っていいほど「新和田トンネル経由」も表示されます。時間はかかりますが、距離の面では本当にショートカット出来るので、首都圏の迂回路としても丁度良いんですね。圏央道も東名ー中央ー関越ー東北と繋がってますけど、海老名や八王子などのJCTが渋滞ポイントとなるのは難点。一方で中央ー新和田ー上信越ー関越の場合は藤岡JCTこそあれど、北関東道へ行く場合は関越下り線へ入るのであまり影響は無いのですね。そこも大きい。

 しかし新和田トンネル無料化がこうも注目されるのは、北関東道の存在も大きいかと。関東道や東北道、そして常磐道の盲腸線に過ぎなかった北関東道が、2011年3月下旬に全通すると状況は一変。横の繋がりが国道50号しか無かった北関東にとって、車の流れを分散かつ高速化する重要ルートとなりました。NEXCOの整備効果では群馬の例を挙げてますが、記事の通り栃木と中京・関西を結ぶルートとしても使えるわけで。

https://www.e-nexco.co.jp/news/cms_assets/news/2021/03/26a/pdf.pdf

 ただ反応を見ていると無料化・一般国道化によって道路の維持管理(舗装や除雪)が適切に行われるかを不安視する声も。長野の道路事情は詳しく存じませんが、交通量が増えればその分道路も痛みやすいのはどこでも同じ。例えば先の北関東道ですが、行きつけの自動車屋でそこの話になり
「あそこは(路面が)ガタガタしてますよねぇ」
と車屋さんが不満を漏らしてたのを思い出します。交通量の現れといえますが、部分開通した箇所でも既に20年近く経過してるわけで。昨今の高速道路における車線規制も維持管理のためですからね。新和田トンネルなんか開通したのは自分が産まれた頃です。無料化でさらなる活用が期待されてるのに、道路がボロボロでは意味がありません。

 自分もいつかは使う道かもしれませんので、ぜひその辺もしっかりお願いします。

 

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