『ゴジラvsメガロ』ショートフィルムについて書くぞ。
11/3(金・祝)はゴジフェス2023の日でもありました。
ここ数年のゴジフェスではリアルイベントだけでなく、新作短編作品の上映&配信も行われるように。これは2020年に入ってからの疫禍も影響してるかと思いますが、反響が大きかったのかその後も定番化。
今回はそのうちの一本『ゴジラvsメガロ』についてアレコレと。
昨年の『ゴジラvsガイガンレクス』に続いてメガロも復活。メガロも今年で50周年ですが、同じ1973年産まれの怪獣ではジェットジャガーがアニメ『ゴジラS.P.』でひと足お先に搭乗し、大活躍して株を上げたばかり。では敵役だったメガロはどう描かれるやら?
……ここまで洗練されると格好良いね、メガロ。
ほぼオリジナルに近いデザインながらも、両手のドリルや口からの火球はアレンジされつつ強化もなされてます。カブトムシがモチーフなのを活かした描写もポイントか。おまけに元が海底王国の産まれなので、大地をも揺るがす力を持っていた。メガロの一撃で巨大クレーターが出来るトコなんぞ
「お前、そんなに強かったんか……」
と思わせられます。
一方でゴジラも負けてはいません。前作でガイガンとの戦いを終えて、エネルギーをかなり消耗した状態という設定。だったら徒手格闘だとばかりに挑む姿は実に勇ましい。
でもまさか、当時はギャグ同然だった「あの技」を、エネルギー消耗を極力抑えるための技として出しますか! こう観ると格好良いですね。50年前のオリジナル作品ではツッコミどころとして挙げられてたシーンを、こういう形で昇華させるのは憎いです。
ただ改めて観るとメガロも全身凶器という感じで、これは前作ガイガンと似たトコもありますね。オリジナル作品でガイガンとタッグを組んだ時も、悪役同士の相性は良かったように思えます。しかしガイガンと似ているあたり、オリジナルのメガロは単品で見るとちょっとキャラが弱かった感もありました。
しかし本作はそんなキャラの弱さを払拭する一本に。あと前作では無かったエキストラシーンや実写との合成カットもあり、映画自体もパワーアップしてますね。どんどん豪華になってきますな。
となると来年は何が? メカゴジラやキングシーサーも復活?
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