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伊豆の南端・須崎漁港で海産物の波状攻撃を見た!

 ヘッダーは昔懐かしい185系の踊り子号。昭和末期に登場した特急&快速列車向けの車両ですな。

 蓮台寺温泉の千人風呂から再び下田へ戻り、今度はバスで。向かうは今夜の宿・須崎漁港です。
 着いてみると、いかにも「ザ・漁港」と呼べそうな雰囲気。入り江と海にせり出すような山。そこに貼り付くかのように並ぶ民家。
 さてお宿は? とバス停から歩いて数分。案内看板が見えました。その脇には
「この先 軽自動車以外進入禁止」
どれだけ狭いんだ、と思いつつ道を進むと、宿の看板が。

『民宿旅館 浜屋』

 そこが指し示すのは、階段。
 しかも、かなり急な角度のが、延々と続いてました。
 どれくらい急峻かというと、荷物運搬用のモノレール(みかん畑とかでよく見るヤツ)が設置されてるレベル。

「これ、登るんかぁ……」

 とはいえここを進まなくては。登ります。ひたすら登ります。どんな宿が待っているんだ?
 そして登りきった先を振り返ると、

 遠くに見えるは神津島。
「凄いトコにあるね」
「これはいいわ」

 下に見える漁船には宿の名を冠した船も。これは期待出来そう……


 そして夜6時、宴の時です。

カサゴの煮付け
タイとキンメダイの舟盛り

 下田近辺はキンメダイを推してます。食感もあるけど口の中でとろけるという独特の味。これだけでも十分酒を呑めたんですが、まだ終わらなかったんです。
 女将さんがおもむろに持ってきたのは、

 伊勢海老!しかも結構な大きさ!
 何でも、大きすぎるとかえって市場には出せないらしく、そこで、ということらしい。
 にしても、キンメダイの支援艦隊が伊勢海老? これをサービスで出してくれるなんてどれだけ感謝しても足らないですよ。なおかつ酒が呑みたくなる。たまらんです。

 なお、伊勢海老は完食後に回収されましたが、

 海老味噌汁として再度登場しました。宴の最後はこれで〆。そこからしばらくの間、お腹の中でこの海老味噌汁がずっと残ってるような感じでした。

 伊豆の南端にはスゲェ飯があるもんだ。

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