実写版かりあげクン・第6話雑感
気が付けばこのドラマも半分近くまで来ました。といっても続きモノではなくショート、そこに時々「あの話の続き」で清水さん登場回という流れが基本的な構成です。自分は「必ず観る」というより「かりあげクンが好きなので見届ける」感じで、全体的にユルさはあるもののキャラの濃さに救われてるという印象。なので、30分で一つのドラマをやるよりダレなくていいと思います。
そう、ユルイといえば公式サイトのあらすじ。第2話のストーリーがアニメのそれになってます。BS松竹東急の方、誰でもいいから気付きなさい。
さて第7話は「覆面サラリーマン登場」。予告映像では覆面の人が二人いて誰だコイツ? と思っていたら、まず登場したのは職場のあちらこちらにカバーを付けたがる係長。韓流ドラマ好きに加えて手芸も趣味なんでしょうか。でも一昔前にはティッシュペーパーや電話等、何かしらのカバーを作りたがるオカンの話なんてよく聴きましたね。完全にそのノリ。無機質だと面白くない、華やかさがないからでしょうか。
そこでかりあげが悪ノリ。カバーがいいんですか? と顔面にカバー・覆面を付けて登場。「うわ強盗だぁ!」と叫ぶ係長。バラクラバでなしにプロレスラーのそれを選ぶあたりが彼らしい。するとそこにもう一人覆面男が! その正体は何と某牛乳メーカーの販売員・モーモーボーイ。名前はM-1グランプリ優勝者と似てるし、話題の商品はヤクルトのアレとそっくり。何も覆面を付けんでも、という係長に対し覆面の素晴らしさを訴えるモーモーボーイさん。かりあげも乗じて「カバーとどこが違うんですか?」と。
これには係長がブチギレて収集がつかなくなり、とうとう覆面サラリーマン(かりあげ)vs係長の仕事対決が始まってしまう。その行方は如何に?!
とまあコントっぽさのあるドラマだが、素顔を隠すことにより秘めたる力を引き出せる可能性を描く一方で、当人のアイデンティティを失う可能性もあることを示唆して物語は〆る。確かに、かりあげもそこを指摘されたら「覆面は素晴らしいが、それも一理ある」となりますわな。これは係長が一つ上手だったか。となるとモーモーボーイさん、今後はどうするのやら?
2話目は脱出ゲーム。かりあげの部屋に呼び出された同僚と社長のドラ息子、計3名。中に入ると部屋はえらく散らかっていた。不在だと分かり帰ろうとするも、ドアが開かない! そこへかりあげがテレビ画面を通じてメッセージを送ってきた。なんと「脱出ゲーム」をやらせようというのだ。ならばと受けて立つ3人。かりあげが披露する頭脳パズルとは一体……?
「散らかってる部屋」「パズルの内容」からしてそういうオチだろうな、と思ったらその通りでした。実生活でも使えるかもしれんが、おそらく友情は切れるかもしれないので責任は持てません。ただ一連の流れを「パズル」と考えて実践するのはアリかも。とはいえ、後々になって正解を忘れては無意味ですが。
3話目はほぼオマケ。そこが知りたいんだよ! というコントならもう少し引っ張っても良かったかな。
次回は清水さん登場回。なんとかりあげと卓球でダブルスを組むことに! 二人のコンビはどんな試合になるのか? そして清水さんはかりあげに対しどんな印象を抱くのか?
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