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実写版かりあげクン・第2話雑感

 さて第2話です。第1話の時点では「主人公はもっと明るくてもいい」と思ってましたが、ちょっと空気が変わりましたね。いやむしろこの雰囲気に慣れたというか、作風が見えてきたと思えるようになったからでしょうか。

 ドタバタコメディを謳うからにはドタバタ要素をダレることなくまとめる必要があります。そう考えると「ショートドラマ三本仕立て」の構成は正解だったでしょう。レギュラーメンバーの誰かにスポットを当てる回はもちろんですし、ゲストキャラ回もその中に入れられますものね。ゲストキャラ再登場、なんてのもアリでしょう。
 今回はドラマオリジナルキャラ・清水彩花さん初登場。ホントに真面目で、かりあげ正太という全貌のよく分からない男に戸惑ってる様子。まあ無理もないでしょう。しかしイタズラ好きとはいえ何かと器用でかつブレない男・かりあげが、清水さんのピンチを救うような回もいずれ描かれそうですね。あのお姫様抱っこはその伏線かな? なおその場面、Twitterの反応では
「かりあげ、そこ変われ!」
ファンのみんな落ち着け。いや無理かw
 
 しかしそれ以上に、その前後回のインパクトが大きい。原作漫画「ボス」を発展させて生まれた窓際さんと、模擬面接に出てきた戸田さんのインパクトが大きいですね。特に窓際さん。ここからよくああも話を広げましたな。

 加えて模擬面接時にかりあげの飲み友だという戸田さん(本業・溶接工)も。普段どんなネットワークを持ってるんだ、この男は。いや原作でもそうでしたが、ドラマとして描くといろいろぶっ飛んでますね。しかもこの回はほぼコント。そういえば前回も3話目が「同じ部屋で繰り広げられるコント」みたいな話でした。これも構成のうちか。
 と思ってたら、実はこうでした。

 てことは、まさかジョニ男さんのリアクションとか思春期の娘に悩んでる話も全部アドリブ? 前回の競馬大好きクラモチさんはイマイチだったけど、これは完全にコント。オチの一言でなおさらそう感じましたね。

 段々と作風(というかノリ)が見えてきた実写版かりあげクン。次回は社長のドラ息子が登場。見るからに普通なキャラじゃ無いと分かりますが、かりあげとの相性は良さそう。何をしでかすのやら。そして3話目の即興劇は係長回。居酒屋で女子会のようですが、どんなトークが飛び出すか。

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