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タイムショックでイントロクイズをやったら、どうなるの?!

 『クイズタイムショック』……「現代は時間との戦いです」のフレーズ通り、本当に時間、そして己との戦いになるクイズです。
 1分間に5秒毎クイズが出題され、計12問中の正解数で成績が決まります。昭和の頃に人気を博し、今でも特番形式でしばしば放送されてるからご存じの方も多いでしょう。

 実際にやってみると、これが本当に大変。出題された問題に答えるのはよくある「早押しクイズ」と同じ。しかし『タイムショック』では勝手が違うのです。
 一般的な「早押しクイズ」の流れはこうなります。

「出題→解った時点で回答者がボタンを押す→(数秒のシンキングタイム有り)答える→正解or誤答と判定される」

 ……この「シンキングタイム」がポイントです。基本的に「ボタンが押された後」「問題文を読み切った後」に設けられ(3秒~5秒程度)、その余裕を生かして上手く頭をフル回転させて答えを捻り出す、という戦い方も出来ます。

 ところが「タイムショック」だとそうはいきません。流れを書くと、
「出題→解った時点で回答→正誤判定は最後まで不明なまま」
 これを「5秒間」でやるのです。つまり問題の読み上げが始まった時点で制限時間のカウントダウンが始まってます。なのでタイムショックの問題文は短めですが、それでも読み切った直後に残された猶予はせいぜい1,2秒。問題文をしっかり聞くのと並行して答えを考え、残った数秒で思い浮かんだ答えを発するしかないのです。これが大変。

 明確に答えを出せる問題ならいいのですが、時折物凄くあやふやな状態に陥ります。「あれ、何だったっけ?」とパニックになるのは必至。答えられずに沈黙したり、あるいは素っ頓狂な回答になって「しまった」と後悔する羽目になります。
 しかし「タイムショック」は解答者がどうなろうが待ってくれません。また次の問題が矢継ぎ早に飛んできます。すぐさま頭を切り替えてその問題に挑むのです。それを1分間・12問連続で行います。

 ……「見るとやるとでは大違い」と言いますが、とりわけ「タイムショック」はルールが分かりやすい分、解答席に立った時の緊張感はより強くなるような気がします。とりわけ自分で「今の問題は明らかに間違えた」「正解出来たかもしれなかった」と気付いた時の悔しさといったら! 1問につき5秒という緊迫感の中で、いかに正確な答えを出せるか。冒頭に「時間、そして己との戦い」と書いたのはそのためです。


 じゃあ、もしその形式でイントロクイズ(orラントロクイズ)をやったらどうなるでしょう? 昨日はそんな大会に参加してきました。

 最大10名による総当たり戦。つまり1vs1のタイマン勝負を9回行います(合計45試合)。問題は全てイントロかラントロ(※ランダム=曲の途中から出題する)。つまり1曲につき冒頭または途中から5秒間だけ×12問が矢継ぎ早に出題されるのです。

 イントロはともかくとしてラントロは曲者。基本的にサビからという親切設計だったものの、いきなりサビだけ流れると「あれ?間違いなく聴いたことあるな?!」とさせられることしかり。耳にしてるはずだけど題名が浮かんでこない。これはパニックになりますよ、ホント。

 どういう問題だったかは箝口令のため書けません(※後日また同じ問題で大会を開くため)が、選曲やサビの選択箇所は絶妙なところを突いており、分かる人が聞けばすぐ分かるモノや「言われてみればそうだった」と思わされる曲ばかり。クイズは初心者でイントロなんかもまだ全然……という人でも、おそらく楽しめるのではないかと。1分間のタイマンは観戦してても熱くなれますよ?

 かくいう自分は知ってる曲があまりにも偏っているためコテンパンにやられてしまい悔しさもありましたが、時折飛んでくる変わり種や、割と新しめな曲を「(自分の偏りを知っている方から)アレとかよくご存知でしたね?」と声をかけられたりしたのは嬉しかったですね。

 おそらく次もあるでしょう。その際は、知識に偏りがあろうとも「これ知ってる!」と思った曲の正解率を上げて一問でも多く答えられるようにしたいです。

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