見出し画像

帰ってきたイントロクイズナイトvol.10! レポート&参戦記

 「イントロクイズナイト」。第10回目にして初参加してきました。

 地方住まいだと「平日夜開催」という条件がなかなか厳しく、行きたくてもいけない状況でした。過去イベントの様子はTwitterでも確認出来て、その盛り上がりぶりやレポートを見るたびに「これは出たいなぁ」と長らく思っていましたが、この度職場が交代制になったおかげで逆にスケジュールの都合がついたため、ようやく参加と相成りました。疫禍のために2020年2月以来は中止でしたが、ようやく2年半ぶりに開催となったのならこれは行くしかないでしょう!

 ルールとしては、全参加者64名を4名1組、それぞれA組~P組までの計16組にチーム分けして実施。
・第1ラウンド:5○1休
 4チーム対抗の早押し&ボードクイズ。チーム全体で5○正解したら勝ち抜け。誤答の場合はチーム全体で1問休み。7問ごとにボードクイズとなり、筆記で解答する(ここだけチーム内相談可)。2チームが準決勝進出。
・敗者復活ラウンド
 第1ラウンドを突破できなかった8チームで実施。曲が流れるのでボードに書いて解答する。チーム内での相談可。ちなみに今回のお題は「この曲が使われた映像作品の名称及びCMでの商品名」。サドンデス方式で4チームが準決勝へ。
・準決勝:5○1休
 4チーム対抗の早押し。チーム全体で5○正解したら勝ち抜け。誤答の場合はチーム全体で1問休み。なお問題はジャンル分けしたうえで一問ずつ
「J-POP(平成以降)→歌謡曲(平成以前)→洋楽→アニメ等」
の順に出題する。1チームだけが決勝進出
・決勝:5○1休
 3チーム対抗の早押し&ボードクイズ。チーム全体で5○正解したら勝ち抜け。誤答の場合はチーム全体で1問休み。出題内容は準決勝と同じ
 
 自分は「Cチーム」で参加。形式そのものはシンプルでしたが、それゆえに熱い! おまけに舞台の演出が派手! これまで参加したクイズのオープン大会とはまるで雰囲気が違いました。それゆえの緊張感が凄いのなんの。クイズイベントといえば過去に新宿ロフトプラスワンでもありましたけど、あれとはまた別ですね。これは渋谷の「東京カルチャーカルチャー」というイベントスペースだからこそ作り出せる空気なのでしょう。始まった途端にもう楽しいと思えるほどだったので、そこは「餅は餅屋」か(例え方が古い)。

 そしてイベント開始。司会の土屋大輔さん、イントロマエストロの藤田太郎さんの掛け合いから、早速第一ラウンドがスタート。展開が早い!

参加チーム札。席が窓の近くだったので、外を見ると向かいのMIYASHITA PARKが眩しいこと

 ……まあ結果からすると、クイズに関しては惜しくも第一ラウンド敗退、敗者復活も残れずという何とも心残りな成績で終わってしまいました。いやぁ、残念!
 しかもこの第一ラウンド一組目(A~D組参加)、5○で勝ち抜けというルールだったものの、どのチームも満遍なく正解を積んだ上、7問ごとのボード問題も全チーム正解。結果、14問目にして全チーム5○、最終的にはサドンデス方式で決まるという本当に平たく、かつガチな展開に。司会の土屋さんや出題の藤田さん、そして参加者の皆さんも
「いきなりこんなかよ!」
と騒然になり、かつボルテージも上がっていくのが分かりましたね。

 自分もそんな中で唯一
○『夏色のナンシー/早見優』
をもぎ取り何とかチームに貢献したものの、自分含めて他のチームメイトも指勝負で負けてしまったり、肝心要なところで答えが飛んで誤答したりといろいろ惜しいところがあったため、もしかしたら次ラウンドに駒を進めてたのだろうなぁ、と思うことしかりでした。

 ……しかし舞台に立つ側がこうであれば、観戦する側も盛り上がるのは必至。ド派手な舞台で指勝負の戦いを見ているだけでも本当に楽しい。
 参加者の中には、今までのオープンや例会でお手合わせしたベテラン勢がいる一方、近年になって登場した若手勢も多かったです。その世代がガンガン実力をつけてきてるな、と体感させられました。近年のJ-POPもそうですが、彼らが育ってきた00年代あたりはホントに強い。

 特にこの空白の2年間でリアルな例会が減った一方、オンラインでしのぎを削ってきた人も多いようですね。その急成長振りに脅威を感じつつも
「俺も負けちゃいられない」
という気にさせられるイベントとなりました。
 といっても自分の守備範囲なんぞ狭いのですが、譲れないトコは絶対に譲れない! もう決めた、次も絶対に上手いこと都合をつけて参加しよう。目標は予選ラウンド突破、そして自分にとって美味しい問題をかっさらうことです!!

 主催者と参加者の皆様、本当にお疲れさまでした。


・おまけ

 出題者のイントロマエストロ・藤田さんも、このイベントは祭りだとばかりに選曲をしてきたのが良かったですね。出題する順番も、

『まつり/北島三郎』
『謝肉祭/山口百恵』
 からの、

祭りからカーニバルへ

さらに『One Night Carnival/氣志團』と繋げてくるとかね。あと画像は無いですが、

・『うまぴょい伝説/スペシャルウィーク(和氣あず未)、サイレンススズカ(高野麻里佳)、トウカイテイオー(Machico)』
・『さらばハイセイコー/増沢末夫』
・『さらば青春の光/布袋寅泰』
・『かけめぐる青春/ビューティ・ペア』

 なんてのも。この遊びっぷりと流れも面白い。

 で、今回一番ツボだったのが、ボードクイズで出題されたコチラ。

『M八七』。言うまでもなく映画『シン・ウルトラマン』主題歌ですが……

 これを4チーム中2チームが『M七八』と誤答。これは企画担当のQuizJapan・大門弘樹氏(大の特撮マニアでもある)が「ボード問題で出すべき」と提案されてたらしく、この時もしてやったりというお顔をされてました。
 そう、確かにウルトラマンの故郷は「M78星雲」ですが、実は本来「M87星雲」だったのを台本印刷時の誤植でこの設定になった経緯があるんですね。それを庵野秀明監督(超オタクな方)は、米津玄師さんに主題歌の題名を決める際、その経緯や実際の天体を踏まえてコチラにしようと提言。かくして『M八七』になったのです。

 出題されるだろうなぁとは思ってましたけど、これはやられた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?