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令和に「幻のヒーロー仮面」が登場?!

 いや、確かに『開運!なんでも鑑定団』のテレビ欄には
「今田も興奮…昭和<幻ヒーロー仮面>驚き値」
とあったけど、まさかの

『突撃!ヒューマン!!』。

 だとは。想定外もいいところ。

 激レア作品が紹介されて非常に嬉しい……のですが、このヒーローを語ろうにも語れないというジレンマがあります。
 理由は後述するとして、Wikiにもあるように「舞台劇を公開録画したヒーロー番組」というのは異色作だし野心作、冒険作ともいえます。話のパターンは多少あるにせよ、毎週違う筋立てで新しい怪獣が出てくるヒーローショーなわけですから。よーく考えてみると非常に面白い試みですよ、これは。

 で、「放送時間が『仮面ライダー』の真裏だった」「斬新なスタイルが当時のメイン視聴者には受け入れられなかった」等々の理由により予定通り1クールで終了。打ち切られた、とありますが実際は最初から1クールのつもりで、好評につき延長、とはならなかった結果がコレでした。
 おまけに公開録画はテープだったため、その後に上書きして使用した可能性もあるためマスターテープが行方不明。ゆえにソフト化は一度もされておらず、本当に「幻の」ヒーローになっちゃったんですね。

 幻といえば『サンダーマスク』も版権に問題を抱えてるがゆえにソフト化出来ない、という話がありました。内容的にもアレだからといわれてますが、だとしても全部封印される理由にはならんわけです……あと、大きな声では言えないけど、こっちはまだ観る方法がないわけじゃない(あとは調べてください)。

 一方で『突撃!ヒューマン!!』は現時点で観られる方法がホントに無いのです。真の「幻のヒーロー」はこちらでしょう。
 特撮ヒーロー図鑑等では幾度となく紹介されてきたので存在は知ってました。でも「本編を観た」ことがない。リアルタイムで観てた、という方にもなかなか巡り会えません。
 なので本当に語りようがない。困った。本当に困ったもんです。

 ……でも、何かこのスタイルは「今」だったら行けそうな気がしますね。
 もしかしたら、放送当時にウケが悪かったのは、ヒーローショーの延長線上だと思われたからではないでしょうか。
 しかし今はどうでしょう。舞台装置も凝ったものになってます。何より「2.5次元」という舞台劇がジャンルとして成立するくらい、演出技法が出来上がってるんですよ、今は。

 その一つとしてヒーローをやる。どうでしょうねぇ。

 何か行けそうな気がするんですよね。あくまでも妄想ですけど……

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