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10月末に見る大学院生1年と2年の研究進捗状況の違いは大きい【日記2022/10/21】

先日行った、洞爺湖有珠山ジオパークの火山マイスターのフィールド調査のレポートを書くために、本を借りた。私の研究は、人文社会学的な方面からのアプローチとなる。そのため、「質的データ分析」をキーワードとして本を集めた。

本を読んでいたら、私の研究の進捗状況につてい、驚愕な事実を発覚ししてしまい、少し焦った。参考図書の中では、研究は文献調査から始まり、研究の焦点を絞ってテーマを決め、調査に出かけるらしい。しかし、私は文献調査前の段階、事前調査をしている段階だから、もしかして、この本で書かれているところにどこにも当てはまらない?

しかし、よくよく考えてみると、本数は少ないが文献調査もしているし、研究の焦点も次第に定まってきつつある。事前調査もその焦点に合わせた見方をしながらフィールドに出てきている感じだ。そのため恐らく私は、赤点線で囲ってあるように、事前調査も含めた4つの段階を現在同時に行っているという状況である。ちょっと一安心。しかし、正直文献の部分はまだまだ突っ込んでいかないといけないため、来週からは論文を読むことを中心にやっていきたい。


また本日は、研修科も含めたゼミの日。
先輩の研究を聞いていて、来年自分はどこまで行っていないといけないのか、記録しておこう。

  • 分析するための材料となるデータは全て揃えた段階にいること

  • 論文をザっとでも良いので、3割ほどは書いておくこと

  • インタビューの内容は、文字起こし、ラベル化しておくこと


さらに、来年の私が困らないように、本日先輩がアドバイスをもらっていたことも記録しておく。

  • 最初、論文を書くときには話し言葉でも何でも良いので、自分の書ける形態で書く。とにかく、最後まで書いてみる。最初から論文長にすると抜けが出てきてしまう。また、全体を書くことで分析もできる。

  • Wordのマーカーをうまく利用する。文献の部分、まだ整っていない部分、気になる箇所に印をつけて、作業がばらばらになるのを防ぐ。

  • インタビューの発話は内容の塊ごとに番号を付けて、区切る。ラベル化することで、整理しやすくなる。

  • 論文の最後に発話すべてをくっつけるのも有り。とにかく、発話は他の人が見ても分かるように整理しておく必要がある。

  • なんでインタビュー対象者にこの人を選んだのか、その理由・基準をきちんと論文の中で記述する必要がある。そこに、自身が考えている概念や分別する理由が見えてくるはず。


私が読んだ本と先輩の研究の話から、近日のゼミで質的研究の分析でよく使用されるMAXqdaというソフトの練習をすることになった。これ買って欲しいと先生にお願いしようかなと思っていたら、研究室にあるらしい。いや、これまで全然話に出てきたことがないんだが!

今日のひとこと

研究手法の習得は、実践あるのみ


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