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北大の植物園で秋を感じる【日記2022/10/27】

先日、学芸員資格取得のための授業で、先生が紅葉を見るには北大の植物園がおススメだと言っていた。今日は、授業の間がちょうどあったので久しぶりに行ってみることに。11月からは冬季閉鎖してしまうため、行くタイミングを見つけることができて良かった。

北海道大学の学生は入館料が無料。駐車場はないが、駐輪場はある。キャンパスから自転車で5分もかからないくらいなので、学生としては気軽に入れる場所である。

本日は、外回りの90分コースを散策。あぁ、色とりどりの植物に癒される空間。平日なのであまり人もおらず、自分のペースで見れるのが良い。人が多すぎると、どうしても気が散ってしまい目の前のことに集中できず、楽しめなくなってしまう。自分の世界に浸れる環境が整っているのは、嬉しい。

北海道の紅葉は黄色がメイン。そのため植物園の橋から見える色とりどりの紅葉した木々を見ると、地元を思い出して、なんだか懐かしい気持ちになった。

池には落ち葉がプカプカと流れている。ひときわ目立つ大きな落ち葉は、恐らくイタヤカエデ。タニシのような巻貝が何匹もよじ登っていた。落ち葉は、私たちの目を楽しませてくれるだけでなく、生き物にとっては大切な資源。

サンザシの実。バラ科なのでリンゴの仲間でもある。コロンとしていてとってもかわいらしい。落ちている実を拾ってみたが、もう少し色づいたら食べごろかな。

初めて見る実。一見毒があるように見えるが、光沢もありなんだか高貴な色に思えてきた。調べると、恐らくムラサキシキブ?なるほど、ぴったりな名称である。

ヒッコリーの実も沢山落ちていた。エゾリスが冬を越すためにこれからせっせと運ぶのだろうか。今日は彼らには会えなかったが、想像しただけでほほえましい。

植物園には様々な木々が植えられているため、ぱっと見紅葉がきれいだとは正直思えず、最初は少しがっかりした。しかしじっくり観察してみると、様々なところで秋が訪れていたのだ。また来年、今度は春の植物園を楽しみに来よう。

帰りに、研究室の人にお勧めしてもらったパン屋さんへ。大学の正門の近くにある「パン吉」。北海道に来てから、過去一おいしいのパン屋さんに出会えたぞ。全部食べるつもりはなかったのに、すでにキッシュもパイ私のお腹の中に消えてしまった。はぁ、おいしかった。これまでバケット難民だったが、これからはここで買おう。

今日のひとこと

植物も秋、私のお腹も秋


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