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やはりリンゴはここ【日記2022/11/27】

外に出かけようと自転車を車庫に取りに行ったときに、階段を上がる音がした。車庫の外を見ると黒い猫のマークがあるトラックが。あ、来た。

急いで自転車を外に出し、階段を上って玄関の方に戻る。見慣れた段ボールを抱えた宅配のおじさんに、急いで「私の荷物です!」と声をかける。受け取った瞬間からふわっと漂う、甘い香り。我慢できず、受け取ったそばからすぐにその箱を開けると、赤いキラキラ輝くリンゴが顔を出した。

小さい頃、小麦アレルギーがあったせいで、私の主食はコメ・バナナ・リンゴだった。恐らくこれまで、相当な量のリンゴを消費していいると思う。まあ、今の身体はリンゴで成長したと言っても過言ではないだろう。

しかし、ただのリンゴで成長したわけではない。福島県の大河原りんご園のリンゴでできているのだ。これまで、色んな美味しいリンゴを食べてきたと思うが、ここのを超えたことはまだない。寧ろ、小学生に上がるまでここのリンゴの味がアベレージだと思っていたが、相当親がおいしいリンゴを私に与えていたと知ったのは中学生になってからだ。

ここのは、まず蜜がすごい。リンゴジュースを何倍も濃くしたような味がある。リンゴが嫌いな友人も、ここのを食べてからはリンゴのおいしさを知ったと、わざわざ取り寄せるようになったほどだ。また切った後の変色するスピードが遅いため、時間がたっても食欲をそそる見た目をしている。食塩水にさらす必要がないため、加塩せず本来の味で食べることができるのだ。

一時期は原発の影響により、放射線の測定での数値も低いのにかかわらず買い手が少なくなったこともあったらしい。ここのリンゴが買えなくなったらどうしようかと思っていたため、この様に変わらずおいしいものを頂けているのは本当にありがたいことだ。

お昼に来たのに既に、2個消費。大事に食べないと、すぐなくなってしまう。ただ新鮮なうちに食べたほうが、やはり甘さが違う。まあ、少し甘さが抜けたとしてもコンポートやタルトタタンにしてもおいしいし。と、今年もリンゴで幸せな師走を送れそうだ。

今日のひとこと

リンゴは大河原さんとこしか勝たん。

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