【食育】小学校の赤黄緑の食べ物を勉強するより大事だと思うこと
こんにちは、あらゆちです!
私は管理栄養士・フードスペシャリストの資格を持つ、2児の母です(^^)
さて、今日は子どもの食育について
子育てを初めて考えだした思いを
綴ってみたいと思います!
食育=食べて育つもの
さて、「食育」と言われると
皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
私は子供が生まれるまで、
大学で管理栄養士の勉強をしている時も
「学問の1つ」といった考えがありました。
それは学校のテストで出てくるような、
テスト対策のために勉強するようなイメージで
少なからず楽しいイメージはありませんでした。
「食育」
その文字の意味を考えると
「食べて育つもの」
「育つために食べる」
ということ。
つまり、「食べること=命」ってことじゃないかなって思います。
食育の語源は?
食育の語源として、
明治時代の陸軍薬剤監であった
石塚左玄が著した書物「食育養生法」 が上げられ、
この中で「体育智育才育は即ち食育なり」
(体育も智育も才育も、食育にある)
という記述あります。
健全な心身の育成には
食事が大きな影響を与えると、
食育の大切さを述べられているようです。
人々の身体は食べたものを
血となり肉となり生命を維持しているわけで、
やはり命そのものだということです。
小学校で習う赤黄緑の表
生きる上で大事な食に対して
しっかりと学ぶ機会としてあげられるのは
小学校で習う「3色食品群」ではないでしょうか?
小学生でもわかるように
それぞれの食べ物が
身体にどのような影響があるかを
まとめられていると思います。
でも、、
なんとなく、小学生だった当時の私には
この表が授業の一環であり、
テスト勉強の1つのような感覚でしかなかったんです。
食育って食べ物が
どのように身体に影響するのかを学ぶこと、
それも大事なんですが、
もっと大事なことがあるのではないか、
と子どもの食事を考えて作ることで
感じるようになりました。
私の考える食育のポイント
私の中で子どもに伝えたい
食育の大事なポイントとして、
以下の2つを挙げたいと思います。
①食べ物は作り手の想いがたくさん積み重ねられてできている
各食品の栄養成分も大事なんですが、
それよりも大事なことって、
「食べ物」ってたくさんの作り手の想いが積み重なって出来ているものということ。
●お母さんが家族に届ける想い
例えばお家だったら、
お母さんが子どものために
*想い
元気に育って欲しい、
力をつけて欲しい、
美味しそうに食べる笑顔を見たい、
楽しそうに食べて欲しい、
*体調管理
体調を整えてあげたい、
お腹が空かないように、
喉に詰まることなく食べやすいように、
栄養バランスを考えて、
いろんな想いを持って
日々のご飯作りに励んでいると思います。
●給食現場で管理栄養士、調理師が子どもたちに届ける想い
管理栄養士が子どもたちの栄養バランスを考え、
限られた予算の中で
いかに喜んで食べてもらえるか、
そんな想いをもって献立づくりをしています。
そして、その立てられた献立に沿って
調理師の皆さんが
日々食事を時間内に届けられるように
作ってくださっています。
給食が毎日当たり前のように出てきますが、
その裏では作り手の想いがある。
各成分を考えることも大事ですが、
そんな作り手の想いに触れることの方が
子どもたちには響くのでは?と感じるのです。
3色の食品群を見るのも大事ですが、
子どもたちには
心温まる人の想いを感じて欲しいと思っています。
②「有難い」を感じて欲しい
さらに、各食材については
農家さんが
丹精込めて野菜や果物や穀物など育てて、
漁業の皆さんが
命を張って魚介類を採り、
畜産業の皆さんが
牛や豚、鶏を大事に育てあげ、
食品会社さんが
各家庭で求めているニーズに合わせた
食品を開発して製造し、
配送会社さんが
それらの想いの乗った食材を運び、
スーパーで陳列され、
その食材を買って作ったり、
作られたお惣菜を食べられているー。
当たり前だけど当たり前じゃない。
食卓に並ぶまでに
たくさんの方が介してるということ。
その「有り難み」を
感じて欲しいなと思うのです。
食べるのは一瞬。
だけど、できるまでは長い道のりがある。
それを知れると
その一口、その一食が
とても大事なものになるのでは?
と思うのです。
そのために私ができること
我が子たちには
食の大切さを感じて欲しい。
そこで日々の食事作りは
一緒に食卓に立って見て、
一緒に作ってもらう。
食材が料理に変わる工程を
楽しんでもらえたらなと思っています。
例えば卵なら、
白や茶色の殻のものがあるけど、
いずれも中は黄色かオレンジの黄身があり、
透明の白身が出てくるのだと。
お箸でかき混ぜると
黄身の色が少し柔らかくなって
混ざり合うのだと、
ということを見て知ってもらいたい。
そして
卵がいろんな食材と混ざり、
調味料乗り組み合わせ、
調理工程(焼く・煮る・蒸す・揚げる)によって
姿・形を変えるということ。
そんな変化を楽しんでもらえたらなと思っています。
その上で
なぜこの食べ物を食べるのか、
自分の血となり肉となることを
伝えていきたいなと思っています。
食べることにアンテナを張ると、
食材にも料理にも
1回ごとのご飯にも興味が出てきて
好きになってくれるんじゃないかな?
と思うのです。
そんな想いを胸に、
今日も子どもたちとキッチンに立ち
晩ごはんを作っていきたいと思います...!
今回は私の中に眠っていた
食育に対する想いを言語化してみようと思い
書き留めてみました。
また日々の料理や
子どもとの食育の様子も綴っていけたらなと思います♪
最後までご覧いただきありがとうございました!
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