「不適切にもほどがある!」「春になったら」2024年冬ドラマをNetflixで見て思うこと
2024年になって、日本のテレビドラマにハマっている。ハマっているというか、見るようになったというか。
「不適切にもほどがある!」(TBS系列)略して『ふてほど』。
宮藤官九郎氏(53)が脚本を手掛け、阿部サダヲ(53)が主演をつとめる。
見るきっかけは第5話がネットニュースになっていたから。
阪神・淡路大震災をどう描いているのかが気になり、Netflixで一気見した。1967年生まれの私は、クドカンより3つ上だが、描かれている時代の空気を吸っていたので、ドラマはドンピシャにハマった。
令和の働き方と昭和の働き方のギャップや、コンプライアンスという名の自己規制や、キョンキョンやトゥナイトまで。
1995年阪神・淡路大震災のとき、雑誌の編集者だった私は、2011年にはその雑誌の編集長になっていた。
被災地支援の炊き出しなどのNPOでの活動など、20代の時には想像がつかなかった活動もこの時がきっかけ。
そして2024年今年1月1日の「能登半島地震」。
テレビに震災関係のニュースで溢れ、地上波を見る気分にならず、Netflixを見ていて、目に飛び込んで来たのが「春になったら」(カンテレ・フジテレビ系列)だった。
最初はタイトルだけ見て韓流ドラマかなにかかと思った。第一話を見ていても、日本の地上波の連続ドラマではなく、特番か何かかと思った。
「無人島のディーバ」や「ウ・ヨンウ 弁護士は天才肌」のような丁寧に作り込まれた脚本と絵作りだと思った。
連続ドラマが3か月ワンクールというのを、上手に生かしたリアルタイム性を持った脚本・ドラマ構成。久しぶりに次の1週間が楽しみになるテレビドラマ。
2024年冬ドラマを見ていたら、日本の地上波のテレビドラマならではの、そう、同時代を生きる日本人としてみる楽しさというのを味わっています。
グローバルもいいけれど、やっばり地元にいなきゃわからないローカルさ、同時代を生きていないとわからない細かな空気感。
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