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Netflix「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の細かな3つの作り込み

Netflix「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のヒットの理由を3つ挙げてみましたが、実はドラマの細部に渡り、細かな作り込みがされています。

その細かなこだわりについて述べて行きます。

その1.クジラの登場シーン効果音は世界的アカペラ混声5人組「Maytree」

ウ・ヨンウが閃く時のBGMというか、効果音は「Maytree」という世界の主要なアカペラ大会を席巻したアカペラ混声5人組によるもの。

つい先日、米国の公開オーディションリアリティ番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」で審査員全員の賞賛を得て客席からはスタンディングオベーションの嵐を受けました。

さりげなく世界的に活躍するグループを起用。

その2.「翻訳作家」による細やかな言い換え・言い回し

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の韓国でのタイトルは「이상한 변호사 우영우(おかしな弁護士ウ•ヨンウ)」。

英語のタイトルだと「Extraordinary Attorney Woo」。Extraordinary は非凡な、驚くべき、という意味。「ordinary」が「普通」でそれに「extra」がついた形になります。

また最終話でウ・ヨンウが自分の感情を「뿌듯함」と認識するのですが、

「嬉しさや喜びを感じて、胸がいっぱいになる状態」を表す言葉ですが、字幕ではそれを「達成感」と訳していました。

おかしな よりは天才肌、胸一杯、よりは達成感

日本人にはその方が確かに伝わりやすいと思いました。

元の動画はこちら。

その3.クジラの美しいCG映像。韓国でクジラが“国民的動物”に!?

200億ウォン(約20億円)の制作費のうち、多くがその美しいクジラのCGに使われたという。

「ドラマの中のクジラたちは、ヨンウと感情を交流させる。実写のクジラを入れながらも、最も重点的に考えたことは、実写のように見えるが、ヨンウの感情を最大化できる幻想的なイメージだった。そのために空も清涼に変え、実際のクジラよりもっと明るい色味を加え、ヨンウと交感するシーンに備えてクジラの瞳にも気を使って作った」

こうしたこだわりが見ている人の心を揺さぶったのだろう。

こんなニュースも。

こうした細かな作り込みが、見ている人の心を掴み取っているんですね。

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