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あれから25年経ってわかったこと

あれから25年経つ。

阪神・淡路大震災から四半世紀。先日、25年ぶりに神戸三宮駅に降り立った。

ちょうど餅つきをやるといっていたので、垂水まで向かったのだが、

海沿いの海岸を走る列車に乗りながら、時の流れを感じていた。


25年前、私は「BIGtomorrow」という男性月刊誌で直木賞作家の藤本義一先生の連載の担当をしていた。

3か月に1度は西宮の先生のご自宅でお話を伺いに訪ねていたので、関西は馴染みがあった。

震災後、藤本先生は「浜風の家」という阪神・淡路大震災の遺児のケアハウスを建てられた。

私が、被災地のボランティアに関わるきっかけは、やはりこの時の体験からだと思う。

また20代半ばだった私は、どういう行動をすればよいのかわからなかった。

いまだに何をすればよいのかは、正しくわかっているとは思わないが、何もしないよりは何か行動をすればよい、ということだけはわかった。

もう25年なんだな、長いような短いような。

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