ふりぃらんす　にっき　３

意見の順位性

つい先日、上京するのに高速バスを利用した時の話です。バスが発車して間もなく運転手によるアナウンスが入ります。その最後の方に「車内の温度が気になる方は遠慮なくお申し付け下さい」と言います。これは、どのバスでも共通です。高速バスは窓を開けることはできません。（高速に乗るので）なので、車内の温度は重要です。
サービスエリアで休憩中に、一人の若い男性が「車内暑いです」と言いました。運転手はわかりました、といって温度を下げたようでした。
そして、次の休憩の際に、今度は女性二人が「車内寒いです」と言いました。そしたら運転手が「暑いという男性がいらっしゃったので…、ブランケットをご利用下さい」と言って渡しました。そうしたらなんと、私も、私も、とブランケットを持っていく女性客が多くいたのです。

このやり取り、よくあるものですが、最初に暑いと言った男性が上下きっちりとスーツを着ていました。単純に考えれば「スーツを脱ぐ」という選択肢はあったはずです。女性は季節的に薄着でした。
私としては、別にどうという温度でも無かった。確かに少し肌寒くはなった気がしましたが、陽が当たる場所に座っていたため、それほど気にならなかったのです。

最初に言った男性の意見と、後の女性の意見。これはどちらを優先させるべきだったでしょうか？
女性がブランケットかければいい問題だったのでしょうか？
男性がただ、スーツの上着を脱げばいい問題だったのでしょうか？
運転手の対応はどうすればよかったのでしょうか？
そして、他の乗客が何かアクションを起こせばよかったのでしょうか？もし、この女性がカップルの片方で、「寒い」と彼氏が運転手に伝えていたら変わっていたのでしょうか？

小学生の時の心理実験授業

小学生の時の「道徳」の授業の話です。
初夏、「窓を開けるべきか」という話。何の他愛もない話です。暑いから窓を開ける。単純な話です。教室は少し暑くなっています。先生はここで妙な事を実験しました。