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「前向き」な自分、好きですか?

こんにちは、こんばんは、Mariaです。涼しくなりましたね、あの猛暑の日々を忘れそうです。

今日は、「前向き」という言葉について書いてみようと思います。

● 無茶振り「前向き」

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正直、私は今の風潮から発される「前向き」という言葉が嫌いです。なぜなら、そこには他人からの強い要望や期待が含まれているように思えるからです。

自発的な前向き行動というものは、非常に生産的であり、効率よく幸せになれるものだと思います。

でも他人のペースが介入すると、そこには「自発的」の文字は消えてしまうし、自分の理想プランがないがしろにされてしまう気がするからです。

例えば、私は45歳で初婚、さらに異国に移住しました。それを常識的でない、乗り遅れた結婚や今更の移住はなんの役に立つのか、と数人に問われました。でも、私には必然で、前向きな決意でした。

年代や能力差などによる評価基準を設ける社会を人々が好む以上、前向き、という言葉は型にハマったシビアな基準と化すのでは、と強く感じます。

● 前向きのモットー

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私は「前向き」は常に「自由」であるべきだと考えます。上記のように、マジョリティが作る基準を強いることはまず自由ではありません。

前向きのモットーは、ポジティブであり、心持ちに余裕があるからこそ考えること、実践することを快く進めることができます。

ペースや無茶なノルマを強いられる中、前向きを強いられる場合、果たすための精神にはストレスが溜まり長くは続かないでしょう。真面目にこなせばこなすほど、自己と理想が乖離することで、心が疲れてしまいます。

● 団体社会では前向きは難しい?

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独自の方法やペースを認められ、生産性、達成感を得られれば、それ自体が前向きな行動、となります。

逆に、あまり好きでない仕事や勉強をしながら前向きを強いることは正直本末転倒ですし、高い効率や生産性も期待はできませんね。

私はこのような事態に置かれる時、つくづく前向きは後向きと紙一重だな、と感じます。

● ご褒美は前向き行動

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どうしても自分の仕事や環境が好きになれない人は少なくありません。でもこれも社会人としての義務として、なんとか精神を保ち合格点をキープしてやりすごします。

そして、頑張った自分にご褒美を考える人は少なくないでしょう。私はこれ自体も前向きだと思います。

それに、たとえ公共では性格暗く、地味に過ごしていたとしても、最低限やり通せば私は「前向き」と考えます。そして、ご褒美の行為も前向きだと思います。

ところが、このご褒美を楽しむことを「現実逃避」と感じ、自己嫌悪に感じる人がいます。はっきり言いますが、それは間違っています。

好きでない場で人と仲良くし笑顔をで働くことは、大きな負担です。しかし、これがないと生きていけない場合、我慢を重ねたあとは自分に快感の時間や空間はとても必要です。

試練の後、ご褒美を持っている、ご褒美を考えつくことそれこそが前向き行動なのです。

● 前向きということ

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自分の行動を前向きであるかどうか常に思案してしまう人がいます。ここでは育児中のお母さんを例に挙げてみましょう

泣いた赤ちゃんがやっと寝付いた時に、疲れて今は掃除も洗濯も後回しにしたい、そう思うことがあります。

そんな時は、思い切って甘いものを食べながらひととき休んでしまっていいのです。そして、後回しにしたことは自分のペースでやれば良いのです。

この時、外で一生懸命働く人がいるというのに、、などと自分を卑下する必要は全くありません。外で働く人たちも、お昼や喫煙、おやつ休憩はあるものなんですから。

壊れそうに儚い命を守ることは、とても重要な人間根源的な仕事です。体を張った責任重大な仕事に挑んでいれば誰でも疲れます。そこに気持ちが後向きになるのは当たり前。気持ちを鼓舞するのに少しご褒美を与えてもバチは当たりません。

「報酬が生じない家事や育児仕事に褒美はいらない」と思う人に出くわすことがありますが、これほど愚かだと感じることはありません。お金を出さないと他人にやってもらえないことを無償でしてくれる人の存在こそ尊いものはありません。

● 前向きは多様であるほうがいい

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結論を言うと、前向きはこうだ!という形態はない、と言いたいです

とにかく、コンスタントに毎日を過ごすことが前向きです。そこに、優劣はありませんし、速度も能力の差もない、そう思うことこそ前向きなのではないでしょうか。

誤解を持って前向きを語ると、そこに競争や人の優劣格差が生じ、結局後向きに転じてしまいます。

前向きの定義は人の数だけ多様に存在する、と考えたほうが誰もが生きることに希望や期待を持てるのではないかな、と思います。

明日もいい日でありますように。




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