見出し画像

『宇宙と生命』の本が出ました

早いもので今年もあと40日を切った。ここ最近は、新型コロナウイルスの感染が再び拡大してきたみたいで、気が抜けない日々が続いている。

このような状況でも、本を出すことができた。ありがたや。

タイトルは『宇宙と生命 最前線の「すごい!」話』。

画像1

タイトルからもおわかりのように、宇宙と生命に関する本だ。

と、これだけで終わってしまうと、「何じゃそりゃ」となってしまうので、ざっくりとした内容とお話ししよう。

宇宙と生命は、もともと違う研究分野だったのですが、最近、この2つの分野が重なり合うアストロバイオロジーという分野が発展するようになってきた。数十年前は宇宙に生命がいるかもしれないといっても、あまり現実感がなく、フィクションの中だけの話だと思われがちだった。

しかし、最近は、地球生命の起源を探っていくと、宇宙とつながっているのではないかという発言が見られるようになってきた。これは、地球生命をつくった有機物や水が地球外からもたらされたのではないかという考えだ。小惑星探査機「はやぶさ2」の探査は、そのあたりを明らかにするという狙いもある。

この本は、そもそも生命とは何かというところから始まって、生命の起源、地球外生命、系外惑星などへと話を広げている。さらに、地球生命が宇宙に進出できるのかという視点から、宇宙開発の話もしている。

しかも、これだけではない。さらに、さらに、とテレビショッピングみたいな感じになってきたけど、さらに、さらに、はやぶさ2のプロジェクトサイエンティストを務める渡邊誠一郎さんと、地球に帰ってきた試料の分析チームの1人である藪田ひかるさんのインタビューも収録している。

薄い本ではあるが、たくさんの分野をカバーしている。章の中での項目は、関連性を持って並べられているが、項目ごとに独立しているのでどの項目から読んでもOK。読みやすいよ。

出版社のページはこちら

それにしても、本を書くのはいいけど、宣伝はなかなか苦手ななんだよね。このエントリーも結局、公開するまでに1週間くらいかかっているし。今は本を出すだけでは生活が厳しい時代なので、ある程度買ってもらえるように宣伝活動もしないとけないのだけど、気後れしちゃうんだよね。

などと、いい歳して、甘っちょろいことを言っているが、やはり「重版出来」と言いたいので、よかったら買ってくださいね。この本は、書店だけでなく、コンビニにも置かれるようなので、見かけたら買ってくださいね。(大事なことなので、2回言っておきます)

先日、池袋の某大型書店の科学書コーナーに行ってみたら、面出しで陳列してくださっていました。ありがたや。

画像2

しかも、この書店では、2か所で陳列されていました。ありがたや、ありがたや。

画像3

サポート頂いたお金は、取材経費(交通費、宿泊費、書籍代など)として使用します。経費が増えれば、独自の取材がしやすくなります。どうぞよろしくお願いいたします。