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♪短編小説風? 桜色が小さく笑った街角

※ 4/5 (SAT) 午前中の速報お筆先日記です。
 
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そうあればいいな。
そんなふうに願った人が、いたような・独りよがりだったような?・・・・・・
 

例年激戦区のお花見エリア、今年はご覧の通り。

  
刻一刻と実質差し替えで更新されるネット上の天気予報だから、当然的中。
乳白色の空を背景に、満開目前の桜たち、映え切れていなくて残念。
それでも大混雑の公共交通機関や道路とは無縁で、桜を愛でられる環境。
 
自宅から半径数百メートルを散歩すれば、四季を通じて最も鮮やかな、
 
( ^-^ ) b 桜と古墳の街を堪能できます。
 

これが精一杯の青空手前でした。

  
鉄筋校舎を見上げて足を止めていらっしゃる、小柄な老夫婦に遭遇。
微かに聞こえてきたのは、小さく声を揃えた歌声。
 
旧制女子校がルーツのこの高校の校歌は、サビが男女異なる音程譜割り。
甲子園出場となると ・・・・・・ 興味津々。
数十年前にはあと1勝で、大阪の公立高校が悲願の夏の甲子園出場!
惜しくも夢破れた歴史を、筆者はなぜか記憶していたりして。
 
失礼ながら随分怪しい旋律で、1番を歌い終える手前で、ピタリと声が。
数秒に満たない沈黙のご両名の背中に向けて、
 
「称えなんいざ! とこしへの~ ♪」
  

週が明ければ新年度一学期のスタート。

  
今年傘寿を迎えられる大先輩ご夫婦と、そこから当たり障りない立ち話。
部外者には退屈極まりない、双方一切重なっていない、いわゆる思い出話。
各々の3年間という心の宝物を、記憶の玉手箱から引っ張り出し合って。
 

数年前の大阪北部地震以降、歴史的遺産の塀が撤去され、こんなふうに。

  
「芸術家でいらっしゃるのかな?」
 
風貌から飽きるほどに頂戴したこの質問に、
 
「生き方も芸術的ですよ」などと、自ら滑って転ぶ趣味はなく。
 
「貴方の奥さまも、こちらの同級生?」
 
女性週刊誌記者的なご質問の主は、もちろん奥さま。
 

47年前(=1977)春、新・高校一年生だった、当時の教室の窓を見上げて。

  
「またお会いできるといいですな」
 
「私は目が悪いので、すれ違っても無視してしまったなら、先輩としてお叱りお声がけいただけますか?」

時間にして数分も、ここが潮時だと判断したのは、私だけではなく。
 
「お引き止めしてしまいましたわね」
 
「こちらこそ、いきなり背後からお邪魔失礼しました」
 
( ^o^ ) / 前記事でボヤいた最低の前日から一転、最高の土曜午前に!
 

お二人のイメージで、買い食いランチはこちら = 幕の内弁当。

 
4/5/2024 (SAT) 撮って書き下ろして即出し(笑)。
 
 
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