これぞ本当の「前しか見ていない」

ちょっといつもと違う内容になってしまうのですが、最近偉人ネタの朝ドラにハマっておりまして、ファミリアや安藤百福さんのドラマを観ていると、心底尊敬するし、壮絶だったんだなー…と、今の世の中では体験出来ないようなことも、経験したような気持ちになります。

そして何より、夢に向かうその姿勢と心意気と達成に対する、良い意味での執着心のようなものも感じ取れるので、そのこだわりから、また刺激を頂くこともできます。

今回のスカーレットに関しては、初の女性陶芸家神山清子さんを、戸田恵梨香さんが演じておられるのですが、鬼気迫る勢いや、突き抜けた時の飄々とした雰囲気も、ほんとに素晴らしく、毎回感動しております。

そして本日、NHKあさイチに、戸田恵梨香さんが出演しておられた時の一言に、とてつもない衝撃を受けたことをご紹介させて頂こうと思います。

それは、クランクアップを迎えた場面でのことなのですが、朝ドラは誰しも知っておられるように、撮影がかなり大変で、一度はおかしくなってしまうほど…。

なので、クランクアップ直後は、だいたいの女優さんは大号泣に…という流れになるのですが、戸田恵梨香さんは、笑顔のままだったそうです。

それは、肝っ玉が据わっているとか、感情の欠落というものではなく

「クランクアップ目前で、もう覚えるセリフがなくなって、次の仕事にもう動き出していたから、涙は出ずに、普通に笑顔で花束を受け取って、その時に、あ、私って前しか見ていないんだなーと思いました」

と、おっしゃられてました。

これは過去に囚われがちな人では想像もつかない言葉だと思います。

私は、過去に囚われず、未来を怖がるのではなく、自分の思いをもって、前に進みましょうという、勝手な解釈を致しました。

自分の仕事に誇りを持ち、今日もお客様を笑顔にしましょう！