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「雨が降る」セルフライナーノーツ

 こんにちは! Aquasnowです! 今回は、DTMerの「てんさい糖」さんと約1年ぶりにコライトした楽曲「雨が降る」のセルフライナーノーツを書いていきたいと思います! なお、解説できることは、僕が担当した作曲・編曲の分野のみとなりますが、予めご了承ください。
 それではどうぞ!


てんさい糖さんとの2度目のコライト

 この曲は、DTMerの「てんさい糖」さんとの、約1年ぶり2回目のコライトで制作した楽曲です。今年の4月に、てんさい糖さんがXにて詩を制作しているのを見たことをきっかけに、僕が「またコライトしませんか?」とお誘いしました。僕の方からは、てんさい糖さんがXにてポストしていた詩を使わせて頂き曲を作ろうと提案していたのですが、「一から面白いものを作りたい」というてんさい糖さんの提案で、一から曲を作っていくことになりました。

※てんさい糖さんのXはこちら

「日本的な美しさを持つアニソン」とは…

 まず、二人がこのコライトで作りたいジャンルは、以下の通りでした。

てんさい糖さん: アニソンっぽい曲
Aquasnow: 日本的な美しさがある曲  

ということで、「日本的な美しさがあるアニソン」という風に方向性が決まりました。そこから、今回は、約1年前に、てんさい糖さん含む2名とコライトした「葛藤」と役割を逆にし、
(作詞: てんさい糖/作曲・編曲: Aquasnow)
という役割で作っていくことを決めました。

※「葛藤」はこちら

 さて、メロディ制作を開始するにあたり、とあるシンガーさんのことを想像しながら作っていったら、日本的な美しさのあるアニソンが似合うシンガー向けの曲が出来上がっていきました。デモ音源が出来て、てんさい糖さんにそれを提出したところ、すごく詩的で叙情的な、とっても素敵な歌詞が返ってきました! てんさい糖さんは作詞の技術がすごいので、僕も見習いたいところです! そんな歌詞のすごさは、てんさい糖さんのYoutubeページをこちらに貼っておくので、こちらから飛んで楽曲を聴いてみてくださいね!

幻想的でオリエンタルなワルツバラード

 ここからは作曲・編曲分野の解説に入っていきますが、曲のジャンルとしては、幻想的でオリエンタルなワルツバラードになります。ピアノを主として、弦楽カルテット、シンセベース、シンセドラムを合わせた基礎に、日本的な美しさを表現するために、尺八と箏と木柾をプラスしました。この組み合わせにすることによって、梅雨という時期の奥ゆかしさを表現できたと思います。また、メロディにおいては、ワンコーラスを短くして、構成の間をシームレスにすることによって、梅雨の短さと儚さも表現しました。

 ちなみにここからは余談です。この曲は僕が作るバラードとしてはとても短い分類に入る3分半程度の演奏時間なのですが、最近メロディを作った楽曲(楽曲ナンバーにするとSPC170番台)については、いきなり歌に入ったりとか、頭サビで始まる曲が増えました。00年代の曲調が好きな僕でも、最新ストリームには逆らえないんですね^^;

Qing Su 初使用! 

 今回の楽曲では、Aquasnow楽曲では初めてSynthesizer Vの「Qing Su」を使用しました! 使用した感じとしては… 一気にアジア感が出せる! この曲の持つオリエンタルさはこのデータベースが半分作ってるようなものです笑
 Qing Suについて、詳しくは、以下の記事を近々更新しますので、そちらをご覧ください!

 幻想的でオリエンタルなサウンドにてんさい糖さんの作ったとても素晴らしい歌詞が乗っかったものが、Qing Suの力でよりその魅力が増しました!
 この梅雨の時期にぴったりのこの楽曲、どうぞ、最後までお楽しみください!

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