ノマドな競泳チーム《A.P.S.》🐳

■プールを持たない競泳チーム、ヘッドコーチ ■2021年5月31日 大手スポーツクラブ…

ノマドな競泳チーム《A.P.S.》🐳

■プールを持たない競泳チーム、ヘッドコーチ ■2021年5月31日 大手スポーツクラブ閉館による退社 ■2021年6月01日 新チーム立ち上げ&修行 ■2023年4月01日 満を持してA.P.S.立ち上げ このnoteでは、選手達の成長記、たまにコーチの怖い本音が見えたりも👹

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コーチの想いを保護者に伝える

「久々の全国大会が開催されて」 普段自分の考えや計画、感じたことをお伝えすることは少ないですが、せっかく全国大会に出場したので、チームとして共有出来ればと思い、自分の想いを書いてみました。 「泳ぐのが速くなるには、泳がないといけないね。」今回多くのコーチから異口同音、そんな発言を聞きました。これはコロナ禍により泳げない時期を経験したこともあり、改めて泳ぐことの大切さを痛感したからだと思います。僕もそう思います。やっぱり、泳がないと勝てないなと。 だからしっかりと、泳ぐ。僕

    • 【頑張り屋、カムバック】

      みなみ 高2 50Fr 中2で50Fr(26.67)JO突破。 しかしコロナ禍でJOは開催されず。 中3の5月末、大切な時期前に所属先が閉館。 6月以降、プールを持たない競泳チームとなり、公共のプールを転々とする。 慣れない環境に苦戦し、7月にチームを移籍。 中3最後の夏は、全中にリレーのみ出場。 本来の力強い泳ぎとは程遠く、タイムを大幅に落として夏を終える。 受験も重なり、移籍先を退会。 中3の3月に彼女からLINE。 「またコーチのところで泳ぎたい。私は水泳が好き

      • 【泣き虫かえで】

        かえで 高1 100Fly 泣き続けた。 多分、5.6年は毎日泣いてた。 大事なレースの前日にチャリでこけて泣きながら電話してきた。 ずっと、泣いててキレられて更に泣いてた。 泣きながらも県大会で優勝し、四国で優勝し、県学童新記録を樹立し、県中学記録は惜しくも逃したが、さすがにもう泣かない。 最近泣いたのは半年前、プールサイドだった。 まだ泣いてるやんけ。 全国大会にはまだ1度も行ったことがない。 あと僅かを何回も繰り返した。 それを繰り返してるうちに、妹がJO切っち

        • 【オタクとの遭遇】

          あおと 高1 50Fr 中2男子からの体験希望。 どんな子かをスイムレコードで調べると50mのベストタイムは30秒。 100mは1分1秒。 ん?なにこのラップ。 興味を惹かれて体験をオッケーした。 当日やたらヒョロ長い男の子が母と一緒にやってきた。 スイミングには所属せず部活しかしていないらしい。 冬はとりあえず走ってたと。 一通り話をし、流れを説明した。 「目標はある?」 と、何気なく聞いたら、 「僕、全中に行きたいです。」 まっすぐ、目を見て真剣に言ってきた。 あ

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        コーチの想いを保護者に伝える

          高校生のお話

          高校生のお話。 昨日のレースは僕の予測より良いかなと思ってます。 さて、ここからの2週間が非常に大切な時間となります。 この夏、全国に行くのか、行けないのか。 みんなには早く寝るように伝えます。 コンディションを上げるために。 食事や、体調管理等変わらぬサポートをお願いします。 高3にとっては最後の夏。 あんなに小さかったみゆとこころが高3。 仲のいい日もあったし、喧嘩して口きかなくなって1週間が過ぎてお互い仲直りのキッカケを失って、、、。意外と頑固なんですわ、2人とも。

          新チームの紹介🆕

          A.P.S.は、活動拠点を限定することなく、人と人との繋がりを通して生まれる絆を大切にする競泳チームです。 A.P.S. is a swimming team that values the bonds formed through connections between people, without being limited to specific locations.

          この人だっ‼️って感じたら…

          即行動🤝✨ 感性を信じるのだ🥺

          この人だっ‼️って感じたら…

          トイレに逃げ込んだ話

          トイレに逃げ込んだことありますか? 10月から僕のクラスに昇格する小学生の女の子がいます。とっても真面目で下の子の面倒も見れる良い子です。ただ、その子に異変が… 下のクラスでは、もうすぐ上のクラスに上がる彼女が困ることのないようしっかり指導してくれています。 つまり…少々しんどい練習と厳しい雰囲気があるわけです。僕は下のクラスは、その担当コーチに全てお任せしています。今日そのコーチからお話がありました。 「◯◯ちゃん、最近トイレに逃げている…」 「どうやら、そんな感じです

          本番前にバタバタと

          結果は前日までのトレーニングで決まっています。 だから当日はコンディションの微調整をする程度。 しかし、うちの選手はまだバタバタとする子が…。 実は事前予測したタイムが50mにつき0.5秒以内で当たることは秘密にしてます笑 時期にもよりますが9月末の大会はチーム全体のベストタイム更新率が80%以上であれば、指導者として自信を持ってこの方針で進んでいいと考えてます。そしてそれは達成すると思います。ほんとは90%と言いたいところですが、少し読めないポイントがあります。 今まで

          チーム立ち上げ 0→1

          僕は20年弱、大手スポーツクラブで働きました。 なんなら5歳からそこに在籍して、大人になってそこで働いて…そんな人生です。 選手として競技に向き合い、コーチになると当然のように選手クラスがあるところで選手を指導したいと思っていました。しかしながら僕が働き始めた所には選手クラスがありませんでした。 それならばつくるかと思いましたが、そう簡単にもいきません。大手には大手のやり方があります。それに阻まれ続けました。ただ働き始めて長いこと選手のない状態で、一般クラスや大人、運営等

          教える人は教わる人

          習う人として17年、水泳を習い、教える人として20年弱、水泳や競泳に携わっています。 水泳というとても狭い世界で人生の大半を過ごしています。習う側も教える側も経験し、今は教える側です。 そして今日も心から思いました。 『教える側は教わる側』でもあると。 僕の目標は、目から鱗、これは魔法か?と思われるような楽しくて上達し続けるレッスン。 その為に必要なことはなにか? 新しい知識の吸収はもちろんです。 でも、それよりも大切なことは教わる側の疑問に耳を傾けて、その人が理解出来る

          指導者の競技経験

          いつありがとうございます。 本日は指導者がそのスポーツに対しての競技経験があるということについて話をしてみます。 まず競技経験について。これを僕は指導におけるオプション的な役割ぐらいに捉えています。けしてメインではないということです。 指導者の役割は 『出来ない→出来る』 もしくは 『目標→達成に導く』 ことである為、自身がその競技が出来ることとはリンクしないということです。自分自身競技が出来てしまうことにより、相手に上手く伝わらないこともある。これを理解した上で指導を行

          【叱る】可能性を信じているから

          指導者として、思うこと。 感情をあらわに怒鳴り散らす。 これは絶対にダメだなと。 大会中、怒り狂うみたいなこともダメかなと。 特に大会なんてみんな真剣であるわけだから、前に進む行動や言動が求められると思う。 『怒る』と『叱る』は違う。 トレーニングしている子どもたちは自分の大好きな競技を年齢関係なく真剣に取り組んでいるのではないだろうか。少しでも上手く。少しでも強く。少しでも速く。その想いに応える。この子の未来をより良いものにする。その為には間違っていることは間違っていると

          【叱る】可能性を信じているから

          バタフライはちょうちょ🦋

          それでは時間になりましたので、バタフライ初級レッスンをはじめまーす。こんばんはー。 バタフライって結構人気種目ですよねー。参加してくれる人が多いなぁー。 バタフライって何番目に難しいと思いますか? ぼくは1番簡単だと思います〜。 ただ、1番しんどいです笑 なんかイメージ的に、『力』とか『体力』とかそんな感じですよね、バタフライって。 それは違いますよ😏 バタフライは『リズム』と『タイミング』です。 ここを間違わなければ、チョウチョのようにひらひらと…間違えれば、、ドタバタ

          バタフライはちょうちょ🦋

          クロール。手は肩の前に。。

          それでは、時間になりましたので、クロール初級レッスンを行いまーす。 こんばんは。元気ですか?暑い日が続きますが、プールは気持ちいですね〜。今日も楽しみましょう♪ 僕ね、じぃ〜っと見てたんですよ、皆さんのクロール。ほんと自由に泳がれていますね。 そう、クネクネと…🤨 「ん?まっすぐ泳いでますが?」 「え?曲がってますよ?」 コーチにこう言われたのなら、素直に曲がってると認める人の数、100人中、3人…(僕調べ) 何故こんなことが起きるのか。 答えは簡単。 正面向いて

          クロール。手は肩の前に。。

          一つ一つ片付けていく

          僕には一気に全てを解決する能力はない。 沢山の問題が押し寄せてくると思考が停止する。 その場からいなくなるか、見ないフリをしたくなる。 ただ、、いなくなっても、見なくても何も、解決はしない。そう、問題は山積みのまま。 僕は自分のその弱さと性格を知っている。 だから、常に余力を持って生きていようとする。 平時はほぼこれで乗り切れた。 ただ、有事にはこの余力を全く持てなかった。 僕の有事とは… ①会社がなくなった ②プールがなくなった ③多くの大切な選手を抱えている この