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他己評価

こんにちは、きゃわです。
生憎とまだ日々の生活は安定しないままなんとなく生きています。

定職にはついているものの、未だに正社員ではありません。
でも派遣を含め時給の生活ではなくなりました。
なのに安定しないって、一体世の中どうなっているんでしょう。

「保育園落ちた日本死ね」
保育園とは縁の遠い一人暮らしですが、気持ちはほぼ同じ気がします。

さて、そんな私もただ安定しねぇと世間に文句言うだけでは自分の生活が変わらないことくらい百も承知です。
結婚して旦那さんの稼ぎで生きていこうという発想も今のところありません。
自分の遊ぶ金はいつだって自分で稼ぎたい。
幸か不幸か、そのスタンスは今も続いています。

となると自分の安定のためには仕事・収入を変えるしかない。
お金がないという事実がより一層人の心を蝕むと思っています。
貧乏は鬱々とした気持ちに拍車をかける。かけてきやがる。

数年前に一度転職しようと思い動いたことがありました。
その時は同棲の解消や、派遣の契約満了等が色々重なり
その結果自分的タイムリミットとなってしまい、甘んじて派遣を続ける選択を取りました。
故に一度も正社員に就いていないままでした。

最後の一言

先月の終わりから再度発起し、転職活動を開始。
数年ぶりに職務経歴書や履歴書をアップデートし、
自己PR欄も過去最高文字数で記入しました。

書類選考でバシバシ落とされる中、面接に進ませていただけた企業もいくつかありました。

その中で今までにないルートの進み方をした会社があり、
面接の前に代表者さまからのお話、そして現職社員たちからのお話も聞くことが出来、そこから感じた雰囲気の良さに惹かれ、
私の中でそこが第一希望の会社になりました。

面接は取締役の方と行い、その日が初めてお会いする方でした。
特に大きな問題や懸念点等もなく、我ながら比較的淡々と進んだなという印象でした。

・職務経歴書や履歴書記載の内容に相違がないか
・過去の一番良かった上司と悪かった上司の特徴
・一番つらいと感じた仕事
・友人や周囲の人間から聞く私の印象

大体はこのような感じの質問だったと思います。
それ以外は定番の、至って普通の面接だなといった感じ。

それでは最後に、”あなたの目標・夢はなんですか?”と質問されました。
私は 『明日を安心して過ごせること』です。と回答しました。
その瞬間、明らかに空気が変わったことを肌で感じました。

面接官の方は、自分は3年後に必ず独立する!というくらいの気概のある人が欲しいので、その回答はマイナスポイントだと私に伝えてくれました。

会社としても、取締役という立場としても、
半年後、一年後に会社を潰すわけにはいかないから、
そういった意味でも安心してくださいと言わないといけないのだが、
まだスタートアップの段階の会社にそんな約束は出来ない。
故に、企業に守られたいのであれば他を当たるべきだ。

これはアドバイスだと。
これからまだ他を受けるのであれば、その言葉は決して言ってはいけないよと私に教えてくださいました。

浅はかだったと思いましたが、どうあがいてももう後の祭りです。
企業に守られたいとは考えていませんが、
元々性格的にもバックアップ係の方が自分にも合っていると感じるため、
独立したい!という気概はおろか、強い上昇志向がそもそもありません。

求められている人材と私ではアンマッチだった。
それだけの話です。


コンプレックス

その後、アドバイスがてら少々雑談をしましょうと言われ、
そこで話した中でいろいろ感じる部分がありました。

面接官の方は、長く外資系企業に居たそうで
学歴・経歴等に偏見やしがらみはないと話しておられました。

…本当にそうか??
直感で思っただけなので理由も根拠もないのですが、
面接中結構突っ込んだ聞き方をするな…とは思っていたんです。

とはいえ聞かれている質問自体が突飛なものではなかったですし、
何故そんなことを聞くのだろう?と感じた部分はなかったのですが、
そんな聞き方をされたのは初めてだな…と感じるような部分がいくつかありました。

例えば、
・一度も正社員になろうとは考えなかったのか
・資格を取ろうと思って勉強したことはあるか
・自分の出来る範囲で起業しようとは考えなかったのか

それぞれの質問に答えている間は特に違和感に感じなかったのですが、
学歴・経歴等に偏見やしがらみはないという話を聞いた瞬間に、
頭の中の線がつながるイメージがしました。

この人はおそらく

低学歴も貧乏人もダメなひとなんだろうな


なんか…わかりますかね。
”低学歴な人や、貧乏人は自分とは住む世界が違うんだよね”感。

まじであくまで直感的に思った
私の「※個人の感想です」に他ならないんですが、
少なくとも今自分が選ばれていない
もっと言えば馬鹿にされている・下げて見られている
あの空気を感じ取ってしまったのです。



経歴を話す上で私は家族の話をしました。
大好きで大切だった母。
しかしながら母含め両親の都合もあり大学進学が叶わなかったこと。
その後も転勤を含む選択肢を選ぶ余地がなかったこと。

これらのことは経歴を語る中で出てきた付随の話だと思っています。
私の経歴に関わるものの、私自身の(命に係わる)話ではないので。

人生は選択の連続だとはよく言ったものですが、
自分・仕事・家族 そのすべてをうまい事折り合いつけて選び続けるのは
相当な確率なのではないでしょうか?

もちろん私の選択の全てを否定するつもりもありませんが、
面接官の方と話をする中で、母を優先したことを否定された様にも感じてしまい、私は目に涙をためるのを耐えられませんでした。
(あ、もちろん面接中に泣いたりはしていないです!!耐えた!)


一応年内いっぱいは他の候補者さまとの面接等もあるため
まだお祈りメールは届いていませんし、
追加で提出課題が出されたりしているので
まだ可能性がゼロになったわけでは無いみたいです。

とはいえ、最初の方に書いたとおり
私は直感的に落ちたなと感じましたし、
もし入れたところで取締役との間に何かの溝を感じてしまうかもしれない。
まだまだ私の未来は分からないのですが、
苦しんだ思いをした分、未来の私がちょっとでも苦しむ時間が減ってくれているといいなと思います。

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