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ネットやTVで見たことある?いいやお前は見ていない。

一昨日

マジックバー?テーブルでやることなんて知れてるやろ〜

昨日

ウソでしょ!?ウソー!ウソでしょーーー!?!?

大人になってしばらく。

なんてことない会社員の僕ですが、生きていて「声出すほどテンション上がるようなことないな〜」な、感じで過ごしているわけです。

それがです、それがですよ。

手品家梅田店というマジックバーで感動してしまったんです。

トーク力

自分で書いてて「手品ちゃうんかい」と思いつつ、最初に圧倒されたのがトーク力なのだから仕方がない。

例えばドリンクオーダー。

先輩「え?ドリンク取りに戻るんすか?そこはバッと出せない感じ?」

ウザ絡みである。

店員さん「出せるんです!出せるんですけどね…食品衛生法的にNGで!ゴメンなさい!」

的なトークを交えつつ、笑顔でカウンターへ。

カッコいい。 

どんなウザ絡みも、笑顔で嫌味なく切り抜けていくトーク力はカッコいいのだ!

ショーが始まれば、よりお客さんを楽しませるトークで場を繋ぐ。とにかく喋る喋る喋る。程よい距離感で場を盛り上げるのが上手すぎるのだ。

当日は4名が席で手品を披露してくれたが、もれなく全員が喋り上手だった。

ショーの演出がスゴい

BAR=こじんまりだろう
店に入る前から決めつけていた。

だから入った瞬間に「広っ!」と口にしてしまったのだ。

なんか恥ずかしい。

テーブル席とは別にステージ前にも席が設けられていて、ショーを開始するタイミングで移動する仕組みだった。

ショーの決まりはフラッシュ撮影禁止と、NGワード「見えた」「分かった」「それ持ってる(手品グッズ)」を言わないこと(笑)ショーの決まりごとも見せ物として、面白おかしい感じで説明してくれるのがスゴい。ちなみに、SNSへの投稿は大歓迎!と言っていたのでこれを書いている。

準備が整えば5人のマジシャンが交代で技を披露するショーが開演する。このショーが音・光・スキル・トーク力が詰まっていて、本当に楽しい!

店に入って数十分で、35歳のおじさんが店員さんのファンになってしまったのだ。キュンキュンしたと言っても過言ではない。

来てくれる

ショーが終わり、満足感と少しばかりの寂しさに浸っていると、さっきまでステージにいたマジシャン達が代わる代わる席に来て、手品を披露してくれるのだ。

ショーを見た後。すなわちキュンキュンした後だ。 ショーを見る前とは違い、こっちはもうファン。完全に心を開いた状態、オープンマインドおじさんになっているのだ。

そんなの…テンション上がるにきまってるじゃないですか!!!!!!

そして、テーブルで見られる手品はより個々のスキルとトーク力が光る。音と光を使った大掛かりなショーとは違った魅力を味わえるのだ。

むしろテーブルマジックの方が、目の前で理解を越えた技が披露されるので個人的には好きだったりもする(写真は店長の直跳さん)。

しかし、とある手品を披露する直前に感じたのが「見たことある」だ。

僕にとっての見たことあるは、TVで見たことある。例えばフォークを自在に曲げる手品は定番中の定番だし「TVで見たことある」から、そんなに驚かないだろうと。

いやいやいやいや…めっちゃスゴい!!!!! 

自分が触っているのと同じフォークが、かんたんに曲がり、捻れ、折れるのだ。

一瞬で今まで「見たことなかった」んだと気づかされた。

ネットやTVを見ただけで世の中を知った気になっていたんだと、改めて気付かされる体験!!

ということで、他にもカードやコインを使った手品を見る度に「ウソでしょ!?ウソ―!ウソでしょーーー!?!?」となった35歳。

笑顔で楽しく過ごせる場をつくり出す人たちを見て、これがエンターテインメント!スゴい!!凄すぎる!!!惚れる!!!!と、思いながら帰宅したのです。

今日の点取り

…意味は分からんが、10点満点なのは間違いない!!!

ちなみに店長さんはバックパッカーとして世界を巡る中で、手品は言語を越えて人に楽しんでもらえると感じて学んだと言っていました。

カッコいい

ちなみに帰りに「フォーク持って帰るんなら…はい、これ鳥っぽいでしょ?」って。

カッコいい。

夢にまで出てきたので、昼休みに殴り書きしてしまいました。

ちなみにちなみにタイトル画像に使用させていただいたあざーす・のずさん。本当に「あざーす」な感じの方でした。

ひっくり返すとほし〜の・げん。



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