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僕は雪が怖い。

ザッ…

一握りの雪に人生の終わりを感じた。

小学校3年生か4年生だっただろうか?珍しく雪が積もり、子どもはみんな浮かれていた。

雪合戦や雪だるまづくり…皆が雪を楽しむ中、友達と歩いていたのを覚えている。

目の前には、人生で数回しか触れたことのない雪。

前を歩く友達にぶつけたら怒るかな?ドキドキしながら雪に手を伸ばした。

ザッ…

え?

真っ白なはずの手の平は、べっちょりと茶色い。

雪に埋もれた犬のフンまで掴んでしまっていたのだ。

僕は別の雪を拾っては、何度も手をこすり合わせた。
「リセットしたい」という思いを込めて、素早く確実に。

そして、振り返る友達に悟られぬよう足を速めた。

バレたら笑い者は確実だが、幸い気付かれなかったようだ。

小学生にとって、ウ〇チは学校人生を滅ぼしかねないレベルのネタ。「ウ◯チハンド」的なあだ名を付けられる恐れもある。プライドが無駄に高かった僕には、耐えられない屈辱だ。

しかし、僕は素早い判断と平常心で、その危機を乗り越えた。

乗り越えたんだ!

…という過去を冬になると思い出してしまう。

偶然ウンを掴むのと、宝くじで1等が当たるのは、どちらが確立が高いのか?誰かに計算していただきたいものです。

今日の点取

気晴らしに?酔うからな…でも、寒いからハワイに行きたい。

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