18番おはこ
十八番と書いて「おはこ」と読む
江戸時代の名門人気歌舞伎一門において、特に人気の名作18の演目台本を箱に入れて大切にしていたところから、18番をおはこと言い、一般にも、特技・得意なことなどを「18番おはこ」と呼ぶようになったらしい。
1981年頃、カラオケでいつも唄う得意な曲をおはこと言い、スナックなどで常連客が18番を唄っているのをよくみかけるようになった。
1981年ごろの古い写真のフィルムが箱に入って保管されているのを最近みつけて、スキャンしてみた。
懐かしい写真がたくさんスキャンでき、電子画像となった。
ただし、どこで撮った写真なのか、誰なのか思い出せない、写真も多かった。緑色化した写真は、記憶の曖昧さを醸し出すように不思議にみえた。
こんなことがあったんだ、こんなところへ行ったんだ、こんな人達と一緒だったんだ、等々、なんとなく思い出すのもあれば、まったく、思い出せない情景や人が写っている写真があって、とても、不思議な感覚になった。
スポーツ観戦して外国人に紛れ込んで大騒ぎしたり、スキーで銀世界を滑るのが18番おはこだったのかもしれないが、明確な自覚がない。
私の18番は、飽きっぽい、忘れやすいことかもしれない。
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